なぞなぞ師
この世にはなぞなぞというものがありますよね。
1番有名なもので言えば
パンはパンでも食べられないパンはな〜んだ
ってやつ。
もちろん正解はフライパン。
このなぞなぞは有名すぎて『パンダ』だとか『ルパン』みたいに答えが派生しています。
他にも
食べるとお父さんが嫌いになっちゃう食べ物ってな〜んだ?
とか
逆立ちすると軽くなる生き物ってな〜んだ?
みたいに有名ななぞなぞは沢山あります。
皆さんお分かりかとは思いますが、それぞれ『パパイヤ』と『イルカ』が答えです。
今では当たり前となっていますが、お菓子のパッケージやファミレスのメニュー表など様々なところになぞなぞは存在しています。
そこでふと思ったんですよ。
なぞなぞを最初に思いついた人って誰?
よく"卵焼き発祥のお店"みたいな『別に発祥だろうがなかろうが美味ければどっちだっていいよ』と思うキャッチコピーを謳っているお店はありますが、なぞなぞの発祥は聞いたことないなとふと思ったのです。
それで、ここからは完全に僕の妄想なのですが、なぞなぞを最初に思いついた人は生前に評価されなかったんだろうなって思うんです。
だって考えてみてください。
もし、なぞなぞが存在していない世界で、急に「パンはパンでも食べられないパンはな〜んだ?」と問題を出されたとしましょう。
皆さんはなんて答えますか?
僕は"腐ったパン"だとか"床に落ちたパン"みたいな解答をすると思います。
でもそうやって解答すると、問題を出した人が言うわけですよ。
「ぶっぶー。答えはフライ"パン"でした〜!」
分かりますよ。
フルボッコですよね。
こんなやついたら。
なぞなぞの概念がない時代の人達は絶対にこう思うはずです。
いやそんな訳ないだろと。
フライパンはパンではないぞと。
こんな変なことを言ってるやつは仲間はずれにされてしまいます。
ただそんな逆境の中でも、彼はなぞなぞを作り続けます。
いつかなぞなぞを世に広めてやる。
なぞなぞで飯を食ってやる。
彼は歩みを止めません。
雨の日も風の日もなぞなぞを作り続けます。
町の変わり者だと笑われても。
婚期を逃しても。
彼はなぞなぞを作り続けるのです。
しかし彼も年齢には勝てません。
彼の命も残りわずか。
彼は最後の力を振り絞り、最期のなぞなぞを完成させました。
『朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足。この生き物はな〜んだ?』
このなぞなぞを遺し、彼はこの世を去りました。
ちなみに彼が遺したこの最期のなぞなぞ、答えは"人間"です。
生まれた時(朝)はハイハイをするから4本足、大きくなると(昼)二足歩行で歩くから2本足、歳を重ねると(夜)二足歩行+杖だから3本足。
まさに『なぞなぞは人生』とでも言いたげな、彼らしい最期を迎えたのでした。
っていう話を作ったんですけどどうですか?
なぞなぞを最初に思いついた人のオリジナルストーリーby山野金融です。
でも本当になぞなぞを最初に思いついた人のことは凄いなと思っています。
なんて言ったって0から1を作り出していますから。
僕はこの偉業に敬意を込めて、なぞなぞを最初に思いついた人のことを"なぞなぞ師"と呼ぶことにしました。
皆さんも機会があったらぜひそう呼んでやってください。
今回のnoteはここで終わりなのですが、せっかくなぞなぞをテーマとして書いたので、僕の考えたなぞなぞを一問出題したいと思います。
一日中明るい村ってな〜んだ?
解答は次のnoteで発表したいと思います。
次回をお楽しみに〜‼️