猫考察839
できない人間にはできない物事がある…
努力とか忍耐とか我慢とか都合のいいハッキリとしないボヤケた言葉でそれでも出来ない人間にやらせようとする それが人をバカにする原因にもなる
跳び箱や鉄棒 縄跳び 長距離走 短距離走
数学 国語 社会 天の邪鬼の反抗期は小3から始まっていたので授業なんてどうでも良かった テストも宿題もどうでもいい話 罰で廊下に立ってれば良いんだろ 教壇の横で正座してれば良いんだろ 罰が分かっていて大した事無いならやりたくもない事やるよりマシだった… だから25m泳げるようになったのは小5ローマ字も小5 先生に習ったのではなく従兄に習った 今では3キロ位の遠泳はなんの苦労もなく ローマ字はパソコンで使うぐらいだから覚えといて損はなかった それよりも世の中は不思議だらけ 口裂け女が流行り 今の子は分からないかな? 貞子とか呪いや妖怪の類で学校帰りの小学生を恐怖のどん底に叩き落した 友達はポマード塗ってると匂いで来ないと聞いて頭テカテカ カッターや肥後の守って鉛筆を削るナイフを常備してる奴も居た 自分は会ってみたかった… 出てくるなら何か困ってるか言いたいことがあるのだろう… 集団で帰る友達を見守ってから一人で帰るが怖くもありワクワクもあり 親父のポケットから小銭盗んでバレてぶん殴られる方がいい余程怖かったってか痛かったから… 口より手が先に出る親父は本当に悪さ?ばかりする息子に手を焼いただろうなぁと今はしみじみ思う やるなと言うと必ずやる 行くなというと必ず行く しかもぶん殴られるの分かっててやるから
タバコをガキが吸って何が悪いの?大人は吸ってるじゃない? お酒も? ただ味覚が正常だった子供時代はタバコも酒も美味しく無かった…だから興味無かった 竜の口渓谷で鮫の歯の化石が出ると科学館の人に聴いてからどうしても欲しくてタガネとハンマーを近くの建築屋さんから貰って毎日通った 地層の違いや石の名前や石の出来方はそこで習ったり調べたり 本当にマメができて血が出ても岩を叩き続けた 六ヶ月かかって歯どころか顎全体を見つけたら科学館の人達が歯をくれるから譲ってくれないかと言われ別に歯が欲しかったから譲ってあげた
今思えば無謀な事ばかりしてたけど 逆上がりや計算やテストの点数が低かったからガッカリしてる友達の心情が分からなかった… 自分は映像的に物事を覚える だから一度通った所とか友達の家とか迷わないで行けたけど 突然ある家が無くなっていたり
新しいビルが立ってたりしたら全く分からなくなる…
後は夜は星が出てれば行ける 曇るとオシマイ
今でもだけど上杉はお金持ちが住む所でもあって貧乏人も沢山居た凄い格差社会の学校だった だから将来は仙台で有名な商店や会社の子供も居れば自分みたいな悪ガキもいて偶に会って話をするけどスゲー学校だったなと でも潰れたりとかもあったし
何よりも良かったのは東北大の寮があったことだ
そして本気で教えてくれるお兄さん達がお姉さん達がいた事だ 家が食堂だったのも良かった… 子供からしたら何でも知っている人達がすぐそこに居る
先生よりも聞きやすい 慣性の法則や相対性理論や人の体の仕組みやついでに学生運動の残り火 世の中の間違いそしてそれを自分達が変えるんだって人が目の前に居た あの時代にセントバーナード飼っている家やポインター飼ってる家もあった 今思えばヤクザ屋さんだったけど テキ屋系だったのでお祭りに行くと手伝えって手伝うと綿あめくれたりお小遣いくれたり漢とはとか仁義とはとか熱く教えてもらったり あまりに厳しすぎてヤクザ屋さんになりたいとは思わなかった そしてそんなこと全部が明日に繋がっている 女子のワールドカップ優勝や男子日本サッカー代表がワールドカップでドイツに勝つなんて見れると思ってなかった 具志堅さんが最高のボクサーだと思ってたけど井上尚弥が出てきて世界最高峰のボクサーに認定されるなんて…
でも世界で張り合うこの国は 大切な何かを失くして来てしまった その大切な何かを言葉に出来ない悔しさがある 年寄りが多くなったから年寄りに会わせた政策は仕方無いしなぁ でも目の前の何かを優しくすることが出来なくなっている事実に恐ろしくなる 小学生が帰りに名札を外して帰る そんな当たり前が当たり前なのがとても悲しい
人を怖がるんだから知らない動物はもっと怖いよね
共存の意味と価値 人だけではない自然と動物と
だから妖怪やおばけや怨霊はいて欲しい…
では又