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猫考察2176

今回は久々に依頼の話を書こうと思う
依頼が来たのは約2週間前 場所は一ノ関 まぁ古川からはそう遠くはないけど逃げてから1ヶ月以上経ってからの依頼だった… それまで家族は探してはいたけど目撃はしていない 隣近所も目撃していない 困り果ててうちに依頼が来たけど流石に日にちが経っていることなのでチラシを配布する場所の選定は広くなる でも来てほしい探してほしいの焦りと少し疲れからかパニクってる様な話しぶりだった 遠方泊まり込みの場合 交通費と宿泊代を別料金で頂く事にしているけど どう考えても短期間で探すのはの自分でも自信がない
なので最低1週間は頂きたいと伝えるが来て欲しいの一点張り まぁ飼い主としては当然の事だ…
でも探すにも泊まり込みして探さなきゃいけない最大の問題は天気になる 1週間晴れ続けるのは秋は難しい 雨が降れば休みだし 個人的には伊達藩の伊達家が領主だったのもあり博物館とか城趾?ついでに藤原氏の平安時代の遺跡跡等見たい所は沢山あるのはかなり魅力的でもある でも一番は宿泊費が余計にかかること 出来れば安くあげてその分を猫に使ってほしい なので説得して先ずはONLINEで家に自ら戻れる様な作戦は一応取っておきたい ついでに新聞屋やチラシ配りの業者が必ずあるので先に情報があれば越したことはない 上手く行けば誰かが保護してくれて連絡くれたら御の字だ 儲けを考えれば急行してチラシ配りから探すのが一番だけど 範囲的な問題と最低2日か3日はチラシ配りと野猫の縄張りや餌やりさんの情報を集めながらのチラシ配りになるので1日にさばける量はたかが知れている だから先にチラシ配りをお願いした 情報が特徴的な猫でもある事から人目に付きやすい猫というのは分かっていたので 情報待ちをしていた 後は行くだけだなぁと出来るだけ近くて安く泊まれる所を探すだけだなぁと考えていた 正直大変な依頼になる事は覚悟してたし心の準備もしていた チラシを配って1日目はなんの連絡もなくありゃっと思った
でもチラシは意外と遅効性のものでそんなに即効性があるのが珍しい位だ 今ではそこそこ街になりつつあるけどガキの頃の一ノ関は退屈な町って印象しかなく 建物も古い農家さんも沢山いる 隠れる場所は無限に近い程あるのは想像に難しくない 兎に角何でも良いから情報が欲しかった
さて寝るかと眠剤飲んで寝る準備してたら 携帯が光っていた 自分の携帯は時間設定してあって何より寝てるの起こされるのと食べてる時邪魔されるのがだいの苦手 不機嫌そのもの 子どもか動物か同じぐらい攻撃的になる 偶然光ってしかも依頼主は登録してあるので画面に名前が出ていた
何か情報来たかと思ったら自ら戻って保護機に入っていたとのこと… 猫屋としてはそんなに長期の部類には入らないギリギリの所からの案件であり未だに捕獲が上手くいってもなんで戻ってこれたんだろう?とか野暮で安易な答えは出したくないし決め付けるにも人の気持にはその人の心配事がふくまれてしまいそれは真実であって 事実は離れている… 自分は仕事に対して誠実でいたい ありたい だから飼い主や依頼主の気持ちなんて考えてない 今何が起きてどうしたら最短で戻れるか それしか無いと思っている バカ正直だなぁと社長や専務まぁ個人経営等 稼業継いだ奴等と商売の話をすると笑われるけど それで満足だ
何より猫が家畜としてきちんといるべき場所にいられ必要とされている人達のもとに戻れ暮らせるのなら もう何も言う事はない あ一つだけあった… 又のご利用の無いことを願っています…
では又

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