土地を放棄できるこんな方法
土地の処分にお困りのみなさん、はじめまして。
やまねこ不動産株式会社代表の溝口と申します。
みなさんは土地の処分や放棄方法を探してこのページにたどり着けれたのだと思います。なんとかあの土地を手放せないか、どこか買ってくれるのではないか、寄付だったらできるんじゃないか、所有権の放棄はどうやればできるのか。。。
結論からいうと
土地の放棄はできません。
土地の寄付はできません。
タダでも売れない土地が山ほどあります。
土地の放棄も寄付もできません
土地の放棄制度が2023年度に開始される予定ですが、確定測量が必要だったり、建物があってはダメ、樹木があれば伐採等の厳しい条件があります(詳しくは最後にリンクを貼っています)。
ネットでは土地の寄付が場合によってはできると書いてることもありますが、まさに場合によります。市町村が寄付を受け付けるのは資産価値のある土地のみです。つまり普通に買い手がつくような土地のみです。だったら売却したほうがいいですよね。タダでも売れないような土地は市町村も当然欲しくありません。
2016年に非常にショッキングなデータがでました。日本では、九州の面積以上の土地が所有者不明なのです。全国で約410万ヘクタール、九州の面積(368万ヘクタール)を超すほどの面積の土地が所有者不明土地があることが判明したのです。
バブル期の土地神話はとっくに終わり、日本では土地があまりまくっている状況です。言葉は悪いですが土地が粗大ゴミ扱いされている時代にきています。
お金を払ってでも土地を放棄したい?!
要するに、みなさんが処分に困っている土地を自由に放棄したり寄付したりできる現実的な方法はないのです。
「では私のあの土地、私が死んでも子供や孫に引き継がれていくの?」
はい、そうなります。恐ろしい仕組みですよね。
以上のことを私は不動産営業マン時代に徹底的に調べあげました。市役所はもちろん税務署、弁護士の先生、税理士の先生、あるゆるところで話を聞きました。売れない土地の処分に困っている方があまりにも多かったからです。調べ上げた結果、土地の所有権を放棄することは結局はできないという結論に最終的には達したのですが、ある方からこのようなご相談をうけました。
「お金を払ってでもいいからあの土地なんとかならないか」と。
いくらなんでも自分の土地をお金払って処分するなんて、まるで粗大ゴミではないですか。最初そう思いましたがよく考えると土地はすでに粗大ゴミになっているのです。土地のさらにやっかいなところはゴミと違い廃品回収業者がいないことです。いくらお金を払うといってもその引受け手がいません。
土地の放棄ができる方法
ではその引受け手をつくろうと思って、2017年に法人を作りました。それが当社の前身である合同会社やまねこ不動産です。この会社が土地の所有権を引受けるかわりに、その方から料金を頂くことにしました。
大変喜んで頂きましたので、同年、インターネット上でサービスを公開しました。あくまでもサラリーマンの副業としてでしたが、全国のお客様からお問合せを頂きました。
予想よりはるかに多い需要の存在を知り、準備に時間をかけ、2021年にこのサービスで独立開業しました。
2017年のスタート以来、当社サービスは多くの方にご利用頂いています。お客様とお話する中でサービスを進化させ、お客様がより安心してお取引きしていただけるよう、次のような安心特典をつけています。
現況のままでOK=建物の解体や樹木の撤去等は必要ありません。そのままでお引き受けします。
確定測量不要=何十万円と費用のかかる確定測量は必要ありません。境界が不明でも大丈夫です。
引き渡し後の責任なし=こちらがお引取りした後、土地に何かしらの問題が見つかっても(例:地中から産業廃棄物がでてきた)、お客様に責任が及びません。
料金のお支払いは所有権移転登記完了後=現在、原野商法詐欺等が横行しておりま。当社サービスでは、移転登記が無事に完了しない限りお客様に料金が発生しません。
当社がご提供しているサービスについて、さらに詳しくお知りになりたい方には、土地の所有権放棄サポートサンターにて詳細にご確認いただけます。
ぜひ一度ご覧いただけたらと思います。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
みなさんの何かしらお役にたてたら幸いです。
国が新設する土地の放棄制度についてはこちらでまとめています。
土地放棄の法制化の解説とまとめ
あわせてご参考ください。