ハテナひろい #02 深川散歩
7月の雨の中を歩いた深川散歩の概要は、みかも保存会のnoteで公開しました。
こちらでは、散歩中に拾ったハテナを整理します。
深川と芭蕉
深川散歩の前半は、松尾芭蕉 ゆかりの地を尋ねて、雨が降ったりやんだりの中をうろうろ。
芭蕉は、1680(延宝8)年から1689(元禄2)年の間、深川に草庵を結んでいたとか。
幕末も近くなると、昔そんな人がいたという状態になるのは想像に難くないところで、江戸後期(1836(天保7)年)に刊行された『江戸名所図会』では、芭蕉は草庵でこんなふうに過ごしたと考えられていたよう。
芭蕉の葉は見られますが、遺愛の石の蛙はどこだろう……
幕末の切絵図で見てみると、「芭蕉庵の古跡」とあり、万年橋の北詰。ただし、松平遠江守下屋敷の庭の中にあるとあるだけでさらに細かい位置は書かれていません。
「古池や かわず飛び込む 水の音」の古池もここにあると『江戸名所図会』にはあります。
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