見出し画像

2024年度カナダ中期留学(2)留学先紹介編

みなさん、こんにちは🍁
人間文化学部3年の宮沢咲瑛です。

今年度、山梨英和大学からは私を含め4人(3年生2人、2年生2人)がカナダ中期留学プログラムに参加しました。
今回は前回に引き続き、留学先の様子をみなさんにお届けしようと思います。


レニソンへ到着!

到着したトロントピアソン国際空港から送迎の車に乗って2時間ほどでレニソンに到着しました。車内で運転手の方が私たちに話しかけてくださったのですが、当時私はフライトの疲れもあり、ほとんど寝てしまいました。。

レニソンへ向かう最中に気付いたのは、カナダの高速道路は日本の2倍くらい幅が広いことです。車線も一つの方向に3つや4つもあったので驚きました。また、走っている車のスピードがとても速く、見慣れない光景に新鮮さを感じていました。

私たちがカナダへ到着した時、休日だったのでレニソンへ入っても誰もいませんでした。来たばかりで何もわからず、全員がパニック状態になっていたのですが、何分か待っていると寮に住んでいる学生さんが案内してくれました。レニソンには寮と教室、食堂が同じ施設内にあります。なので、自分の部屋から5分くらいで、教室に行くことができました。寮の鍵をもらって各自部屋へ行き、荷物の整理をしました。

確かこの時点で夜の7時くらいだったのですが、外がとても明るくて夕方のように感じました。初めの頃はなかなか慣れなくて、日が暮れていない時に外出していたら、すでに夜の8時になっていたなんてこともよくありました。

荷物を整理していたら、晩御飯の時間になっていたので、何を食べようか迷っていたのですが、親切なことに、レニソンのカフェテリアに私たちの人数分の食べ物が置いてありました。しかし喜びも束の間、私はここで海外の洗礼を受けることになりました、、、

留学初日の晩御飯

サラダとミートローフとご飯、そしてケーキが用意されていたのですが、正直私の口には合いませんでした。サラダにはオリーブが入っていたり、ご飯が日本のものではなく、タイ米のようなパサパサしたものだったので、今まで食べていた日本の食事が恋しくなりました。

また、海外にありがちなのが、派手な色をしているケーキや、甘すぎるジュースです。私は日本にいたとき、水かお茶しか飲んでいなかったので、このプレートに乗っている飲み物がお茶だと思っていたのですが、飲んでみたらすごく甘いリンゴジュースでした。体に悪そうだな〜と思いながら全て飲み干しました。

私は甘いものが苦手なので、日本からお茶パックを何個か持っていきました。そのおかげで、毎日ジュース生活にならなくてすみました。。。

レニソンの施設

ここからはレニソン内にある施設をいくつか紹介したいと思います。

Cafeteria

ここは、私たちが毎日使っていた場所です。朝昼晩の決まった時間に食堂がオープンします。食べる場所はかなり広く、私たちはクラスメイトと大人数で一緒にご飯を食べることが多かったです。また、カフェテリアの机はどの時間でも利用ができるので、放課後課題をしたり、深夜に勉強をしたりしていました。ホームステイだとレニソンに入れる時間が限られているのですが、私たちは寮に住んでいたので、夜遅くまで利用することができました。

朝食はフルーツやワッフル、パンケーキ、フレンチトーストなどがメインでした
昼食&夕食:夕食にたまに大きなピザが出ていたので、そのときはいつもスキップしていました

Laundry

レニソンにはランドリールームも完備されています。ですが、洗濯は1回2ドル(約220円)で乾燥は4ドル(約440円)でした。毎日洗濯していたら出費がかなり多くなってしまうので、1週間に一度の頻度で洗濯をしていました。

また、カナダの人たちは洗濯したものを干すという習慣がほとんどないので、私はいつも室内でピンチハンガーを使うか、乾燥機を使って乾かしていました。水質も威力も日本とは異なるので、私は毎回洗濯ネットを使っていました。

右側が洗濯機で、左側が乾燥機です アイロン台もありました

Ministry Room

ここは学生たちが交流できる小さな部屋で、ボードゲームや本などが置いてあります。また、棚にはマグカップやお茶が入っていて、好きなだけ利用することができます。

私たちはこの部屋を”クッキールーム”と呼んでいました。時々お皿にたくさん入ったクッキーやチョコレートが置いてあるので、授業終わりにみんなでよくつまみ食いをしていました🍪

ここのマグカップや水道は自由に使うことができます。
お湯も出るのでインスタントのカップラーメンや味噌汁を作ることも可能です!
毎回違う種類のお菓子が置かれていたため、放課後の楽しみの1つでもありました^^

Moose Room

ここは卓球やビリヤードが楽しめるプレイエリアです。私たちはよく仲の良い何人かで集まって卓球対決をしたり、大きなモニターがあるので、パソコンをつないで映画やYouTubeを見たりしていました。居心地が良かったので、留学後半はほとんどこの部屋に入り浸っていました笑

大きなモニター
ビリヤード台

寮生活

ここまではレニソンの施設について紹介してきましたが、ここからは寮の部屋やルームメイトについて詳しく紹介していきます。

部屋

私たちが住んでいた部屋は2人部屋でした。また、隣の部屋と風呂・トイレは共用だったので、事前に相手がお風呂を使う時間を把握する必要があります。

私たちは留学している3ヶ月の間、一度もお風呂に入ることができませんでした。なぜなら、カナダでお風呂に入ることは一般的ではありませんし、寮にあるお風呂には栓がついていなかったからです。なので、毎日シャワーを浴びていました。文化の違いを受け入れるためには、妥協が必要だということを痛感しました。

課題や旅行で疲れた時も、シャワーしか選択肢がなかったので、正直疲れが取れている感じはしませんでした。

ルームメイト

ルームメイトが誰になるかは、相手が部屋に来るまでわかりませんでした。同じプログラムに参加している日本人以外の学生か、ウォータールー大学の学生がルームメイトになることが多いです。異性がルームメイトになることはありません。

私のルームメイトは、ウォータールー大学の数学科に通っている方でした。毎日長い時間勉強している勤勉な方だったので、邪魔にならないように放課後はなるべく部屋にいないようにしていました。

ルームメイトとは挨拶だけという方も多いみたいなので、よほど気が合うようでなければ、無理に仲良くする必要はないのかなと思いました。

授業

ここからは私たちが受けた授業の内容について詳しく紹介していきます。
私たちが参加したプログラムは、EFAS(English For Academic) というもので、文法などの基本的なことを学ぶのではなく、よりアカデミックで実践的な英語を学びます。

EFASにはレベルごとにクラスが分かれていてEFAS 100〜EFAS 400までレベルがあります。入学してすぐにクラス分けのテスト(WritingとListening)を受け、その結果によってそれぞれのクラスに振り分けられます。

時間割

これはEFASの1週間の時間割です。1コマ110分の授業が大体1日に2つあります。月曜日には自習時間があり、金曜日にはWorkshopという、リーダシップや見やすいパワーポイントの作り方について学びます。ここからは授業の内容やワークショップについて1つずつ説明していきます。

EFAS 220 (Reading & Listening Class)

Reading&Listeningと書いてありますが、この授業では教科書を使ってアカデミックな英文を読みます。また、自分でアンケートを作り、その結果をまとめてプレゼンをする課題もありました。

座ることが及ぼす健康への悪影響についてのブレインストーミング

EFAS 240 (Writing Class)

主にアカデミックライティングの技法を学びます。この授業は予習と復習をしていないとついていけないくらい大変な授業でした。英語の文型を幾つか学んだ際に、全て英語だったので、目的語、補語などの英単語も知っておかないと復習にかなり時間がかかってしまうので、あらかじめ英語の文型について学んでおくべきだったなと感じました。

この授業では、ライティングの課題が何個か出されたのですが、かなり字数が多く、採点も厳しめだったので、私はネイティブの友達に何回か課題を見てもらっていました。

課題:ライティングクラスにおける自分の最終的な目標について

EFAS 260 (Speaking Class)

主に英語の発音や音節について学びます。また、グループプレゼンや個人でのプレゼンが何回かあったので、プレゼンテーション能力を向上させることができました。

何人かで討論をする課題があったので、自分の意見を瞬時に英語で言ったり、相手の意見に対して賛成か反対かの意見を考えて発言したりする力をかなりつけることができた授業だったと思います。

単語の意味によって発音の位置が変わる単語についての講義

Student Workshop

前述したように、このワークショップではまず初めにカナダについて、そしてパワーポイントやエクセルの使い方、リーダーシップについて学びます。全クラス合同の授業なので、他クラスとの交流ができます。

2週間に一度しかないので、ワークショップがない時にはみんなでご飯を食べにいったり、周辺を探検したりしていました。

初回のワークショップ:カナダの地理について

活用すべきレニソンのプログラム

私が留学中に活用し、英語力を伸ばすことができたプログラムを3つほど紹介します。

Conversation Partner Program(CPP)

Waterloo大学の学生とペアになって英会話や現地のことについて学ぶプログラムです。授業のようにアカデミックなものではなく、カジュアルなものでした。このプログラムは自主性(Autonomy)を重視していて、ペアの人とどこへいって何をするのかは全て自分達で決めます。私の場合、学校を紹介してもらったり、一緒に食事に行ったり、課題を見てもらったりしました。

地元のお祭りに参加して、ターキーレッグやアイスクリームを楽しみました

One-on-one Meet-up

レニソンのホームページにあるフォームからレニソンに在籍する方に1対1の会話を申し込むものです。悩み相談や雑談など、自分が話してみたいことを自由に決めることができます。私は自分自身のことや故郷についてあまり英語で話したことがなかったので、何回か話す練習をしました。

英語の勉強法やウォータールーでの生活について色々聞くことができたので、話すのは緊張するからといって躊躇せず、積極的に活用して良かったなと思います。

レニソンのホームページより引用

日本語ボランティア

これはレニソンのプログラムではないのですが、5月下旬ごろに募集が来て、自分からアプライして参加するものです。応募は先着順なので、私が応募した時はほとんど埋まってしまっていました。

主な内容としては、ウォータールー大学の学生が受講している日本語の授業のTAとして教科書を音読したり、小テスト用紙の回収、質問対応などを行いました。

先生は日本人の方だったので、わからないことなどは気軽に相談することができました。授業のことだけでなく、カナダの生活について色々話を聞くことができました。

また、最後の授業の日には日本について紹介するプレゼンを作りました。内容は自由だったので、私は日本の地理や山梨について紹介しました。プレゼンが終わった後、「面白かった」と感想を言ってくださった生徒がいて、とても嬉しかったです。

実際に使ったプレゼンの内容

学内で開催されるイベント

レニソンでは毎月さまざまなイベントが開催されていて、学内のものだけではなく、学外で開催されているものもいくつかありました。

月の初めにイベントカレンダーがメールに添付されるのですが、学校の至る所にカレンダーが掲示されているので、いつでも確認することができます。参加は強制ではなかったので、自分が興味のあるイベントを選んで参加していました。

5月のイベントカレンダー

次回は5月〜6月編です。お楽しみに〜
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!