オペレッタの代わりに制作した映像作品が完成!
人間福祉学部人間形成学科4年の滝口加菜美です。人間形成学科では、毎年、4年生が一年をかけて、オペレッタを制作し、近隣の幼稚園や保育所の可愛い園児さんたちをたくさん招いて楽しんでいただいています。オペレッタはヨーロッパ生まれの音楽劇の一種です。特徴は、オペラに比べセリフの部分が多く演劇の要素が大きいことと、ミュージカルに比べ「ナマ」の声で歌い演じることです。台本や音楽、衣装、ダンスなど、全てを一から作っています。ただ、今年度は開催できませんでした。そこで、オペレッタという形ではなく、映像作品として一つのものをみんなで作り上げました。
私は大学1年生からの3年間、先輩方の舞台でのパフォーマンスを拝見してきて、たくさん憧れを抱いていました。そのため、舞台でパフォーマンスができないことへのもどかしさと悔しい気持ちでした。しかし、安全に子どもたちに見てもらうことを考えると、仕方のないことだと思いました。また、前例のない初めての試みが私たちの学年でできるとポジティブに捉えることで、どのようなものになるのか、わくわくする気持ちもしました。
対面授業ではない、オンライン上での話し合いが特に難しく感じました。いつもだと当たり前に見える表情や身振り手振りなどが見えないなか、自分の考えを上手く伝えられなかったり、相手の言葉だけを汲み取りながら全てを理解して話し合いを進めていくことは、時に気持ちのすれ違いを感じることもありました。
ただ、完成品を視聴した時に、みんなの努力の賜物だということを実感し、達成感と仲間への感謝を感じました。忙しいなか、そして大人数で集まって活動することが難しいなかで、初めての作品がこれだけのものに仕上がったのは、協力して活動を行い、悩んだり辛いときにはアドバイスをくれて励ましてくれた仲間のおかげだと思います。
私たち自身も、今回のオペレッタのテーマと同様に「離れていても心は繋がっている」ということを学びました。後期に入り少しずつ会うことができるようになったとしても、週2回の対面授業でしか会うことができませんでした。しかし、オンライン上での話し合いを重ね、心を一つにし支え合うことで、大きなことを成し遂げられるということを知りました。
人間形成学科では4年間を通して、主に保育・幼児教育について学びます。ただの学びではなく、同学科の友達とコミュニケーションをとる機会が多く、共同で発表することも多いので、チームワークが深まります。つまり、私は、保育を楽しみながら学ぶことができると思います。かわいい先輩と優しい先生方が形成であなたを待っていますよ〜!勉強がんばってください!応援しています!