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「災害支援」で災害体験をしました

2023年8月19日(土)、看護学部の「災害支援」という科目で、山梨県防災安全センターおよび西消防署の皆様にご指導いただき、災害体験(地震・煙)と消火訓練を行いました。

この科目は、看護学部の学生だけでなく、人間福祉学部の学生や高校生の科目等履修生も受講しており、135名が体験に参加しました。

この体験の後、「災害・防災ボランティア未来会」代表 山下博史先生から、国内外多くの災害現場で、命と直面しながら実践されているボランティア活動の中で体感された災害支援の厳しさや葛藤、その中で培ってこられた心構えや覚悟について、熱意のあるお話をいただきました。受講した学生は、災害体験や地域の防災対策の課題について考えたフィールドワークと結びつけながら、全員が真剣に聴講していました。

受講した高校生からは、以下のような声がありました。

「私は災害について、他人事のようにしか捉えられてないことに改めて気づくことができた。今の自分にできることは、日頃からその状況をしっかり想像しておくことが大切なのだとわかった」
「災害時は周りが混乱しているなか、どのように行動すればよいのか考える機会になった」
「人を救うという自分の意思、責任、覚悟を持つことが的確な判断につながるのかなと思った」
「災害の怖さを甘く見てはいけないと改めて感じた。その現場を目の前にした時、落ち着いて正しい判断をするために普段から本番を想定した訓練が大切になるので行動や意識を変えようと思った」

今回の体験が自身の災害に対する認識を問い直す貴重な機会になったようです。

「災害支援」受講生135名が今回の学びを活かし、若者防災リーダーとして、地域の中で率先して活動してくださることを期待しています。