移住することで、成し遂げたいもの(山村の場合)
みなさん、はじめまして。
山梨移住計画の山村といいます。
2020年5月に東京から移住して、もうすぐで約1年。
フリーのプランナー/ディレクターをしています。
僕の場合、出身が山梨なので「移住」というより「Uターン」なのですが、
自己紹介も兼ねて、Uターンまでの経緯を紹介したいと思います。
自分をすり減らしていた過去
最初にUターンを思い立ったのは、
東京の広告制作会社で馬車馬のように働いていた、2015年ごろ。
その年の前後にいろいろなことがあった。
母親が病気になり入院と手術。
自分が病気になり入院。次の年も別の病気で休職。
高校時代の友人が病気で亡くなる。
ワン・ツー・ブローとばかりに“生と死“を考えさせられるようなことが続いた。
自分の病気の原因はあまりはっきりしなくて、ざっくり『ストレス』というような診断をされた。忙しいながらも、楽しく働けていると思ってたのに。
そんなこともあり、自分は東京という場所で、寿命をすり減らしてしまっているのでは?
という妄想に駆られるようになった。(暗くてゴメンね!w)
▲当時、住んでいた街(の駅のホーム)
また、そんな流れもあって、やけに地元と少年期を共に過ごした人々を愛おしく感じてしまい、
山梨で知らない人はいないような大きなメディア会社の中途採用試験に衝動的に応募をしてしまったのだ(笑)
この会社、実は新卒の就活でも受け、撃沈していた。
なので、ここで活躍できたら・・などと考えていたが、挑んだ面接で、ショッキングな体験をする。
山梨では自分のやりたいことができない!?
面接官の口から
「うちには君が今までしてきたような、楽しい仕事はなくて、所詮・・・ゴニョゴニョゴニョ」
「君みたいに若くて経験のある子は山梨本社じゃなくて東京支社で働くのがいいよ」
・・・あんなに憧れていた会社が、自分たちの会社を卑下している・・!?
・・・山梨ではクリエイティブな仕事はないのか・・!?
結局、最終面接まで東京支社を勧められ、
やんわり断り続けていたら、不合格。
そこからぼんやりと、山梨で地元企業のために働くことで、
『地方での選択肢を増やして、可能性を高めたい』と思うようになった。
どこでもやりたいことができる世の中。それを山梨から
企業の成長に貢献して、雇用を増やし、事業を拡大させる。
今までどこにもなかったような、新しくてワクワクする
事業が山梨からたくさん生まれたらステキだなと。
つまり、東京じゃなくても、どこでも「やりたいことができる」「夢を叶えられる」そんな世の中をつくれたら!ということだ。
そんなことを考える度に、Uターンへの意思は強くなっていった。
・・・が、なかなか行動に移せない。
山梨にクリエイターの知り合いもいなかったし、
ましてや、山梨を拠点に起業をしようなんてこれっぽっちも考えられるはずがなかった。
元来の人見知りで控えめ、マイペースな性格が災いして、
2015年のUターン思い立ちから、2020年の実行まで5年も掛かってしまった。
移住に必要だと感じた「つながり」
でも、最終的に実行に至るまでは案外あっけなくて、
同郷の心優しき先輩に、山梨のクリエイター飲み会なるものに
誘っていただいてからは、トントン拍子でUターンが具体的になった。
移住やUターンに欠かせないのは、結局「つながり」だと実感した。
「つながり」があれば、仕事も暮らす場所も、大抵どうにかなる。
僕(フリーランス)の場合「つながり」によって山梨での仕事の目処がついたのだ。
そして、その「つながり」は今も大きくなり続けている。
だから、僕個人的に山梨移住計画は「移住したい」と思うクリエイターと、
「山梨」をつなぐような役割を担えたら、と考えている。
まだ何も具体的ではないが、これもきっとどうにかなるだろう。
事実、山梨移住計画のnoteを立ち上げたことで、
また新たなクリエイターたちのつながりが生まれ始めているのだ。
▲出会いとは交差点のようなもの(笑)。いつどんな出会いがあるか予想できないよね。写真は当時住んでいた家の近くにあった交差点。フジファブリック「茜色の夕日」のジャケット撮影地 https://www.universal-music.co.jp/fujifabric/products/toct-4911/
自然との絶妙な距離と豊富な選択肢
あ、そうそう、僕が山梨にUターンをしたもう一つの理由。
何より自然(主に焚き火とキャンプ)が好きだからだ。
小さい頃、両親にキャンプに連れて行ってもらったことが自分の中で『楽しさ』の原体験になっていて、
それは、大人になった今、自分の趣味や生活の一部になりつつある。
▲四尾連湖(西八代郡市川三郷町)
周囲を山に囲まれた山梨。もはやキャンプ場に囲まれているといっても過言ではない。
思い立ったらすぐにキャンプに行けて、そんなキャンプ場がいくつもある。
そして渋滞に巻き込まれることなく、笑顔で週末を終えられる。
山梨は、そんな自然との距離感が絶妙で、たまらなく好きなのだ。
なので、これから僕は主に「山梨と自然・キャンプ」という軸で記事を書いていけたらなと思っている。
▲黒坂オートキャンプ場(笛吹市)
自然好きの皆さん、乞うご期待くださいませ!
山村 翔平 (https://www.instagram.com/shouheeii/)