男子大学生が美術館に行った感想そのまま
行ってきました、山梨県立美術館。ちょうどシダネルとマルタン展というものもやってました。
こんな感じ。
なんかどんな絵でも額縁に入れられてタイトルがつけられてれば高級感が出る気がします。ふしぎ。
特別展のやつじゃないけど、個人的にはこれが気に入りました。描いたのはミレーさんです。「落穂拾い」を世界史の資料集で見たことありました。実際に対面してみても特に高揚感とかはなく。
なんか只者じゃない感じがします、この羊飼いさん。写真だと分かりづらいけど後ろから太陽がいい感じに後光になっててモーセっぽいです。
正直、美術館の外の印象のほうが強かったです。これはりんご。
これはりんご。
最近斜め撮りにハマってる気がします。
謎のオブジェクト。
見た感じ粘土みたいでヌルヌルしてそう。何を表しているのかさっぱり分かりません。
なんかIQに差がありすぎると話が通じないとかいうように、高度すぎる美術作品は僕には理解できないようです。
というか美術作品の価値ってなんだろう。
なんでこれらはこんな大切に保管されてて、公園の砂のお城はすぐ壊されちゃうんだろうと思いました。
すごい高値で売られたりする絵をみても良さが分からないこともあるのに、それを必死で欲しがってる人もいるんだな、と考えるととても面白いです。
頭を下げてアルコール消毒のお願いをする鳥さん。
かわいい。
僕としてはこの子のほうが価値があるんじゃないかと思ったり思わなかったり。
ローアングル。
最後に、感想というか分かったこととしては、絵画に限らず、芸術は頭を空にして楽しむのがいちばん楽しいということです。この絵いくらするんだろうとか考えても、楽しいかもしれないけど、なんか純粋じゃなくて卑しい感じがしました。抱く感想や思い、与える価値なんて人それぞれだし、いいも悪いもないので、「わーすげー」でいいと思いました。そうじゃないと美術館に行くハードルがすごく上がって、必要以上に高尚なものみたいになってしまうと思いました。
今回得たものは大きかった、行ってよかったと思える場所でした。
文・写真: 橋本凌 (山梨県立大学国際政策学部1年)