最後の印象派と称される二人の画家
初めまして、こんにちは!
山梨県立美術館で開催されている「シダネルとマルタン展 最後の印象派」に行ってきました。
フランスで19世紀末から20世紀前半にかけて活動したアンリ・ル・シダネルとアンリ・マルタンの二人を比べてみたいと思います!
これはシダネルが1929年に描いた「ヴェルサイユ、月夜」
ヴェルサイユはシダネルにとって格好の題材となり、120点ほどの油彩画を制作したそうです。
そしてこれが1910∼1920年頃にマルタンが描いた「マルケロル、テラス」
マルタンは雨が降る度に館のテラスからの情景を繰り返し描いていたそうです。
このように比較してみると違いがよくわかると思います。
月夜や夕暮れなどの穏やかな風景を淡い色彩の変化で豊かに表現するシダネルに対し、マルタンは明るい日の光に照らされた風景や人物を明るく強い色彩で表現しています。
余談ですが、美術館では自然も感じることができました。これは館内にある「富士見の窓」から見える景色です。
私が行った日(2021年11月10日)は雲がかかっていてあまりよく見えなかったので、またいつかリベンジしてみたいと思います。
今まで美術作品などに対して関心を抱いていなかった私が「時間が足りないっ!!」と思えるほど、素敵な作品がたくさんありました。
この特別展は2022年1月10日まで開催されているので、もし機会があればぜひ行ってみてください。
文・写真:田所祐李奈(山梨県立大学国際政策学部1年)