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令和の太子講
2月22日 和歌山県の伊太祁曽神社で令和の太子講が行われます。
太子講とは、
【聖徳太子を職能神として信仰する同業の職人達が集まって、太子像を祀り、飲食、会合などを行う。】
太子講は大工や桶屋、畳屋などの職人の間で行われる行事です。旧暦1月21日か22日に聖徳太子をお祀りします。その他にも全国的には下駄屋、指物師、曲物師、木型屋、鳶、左官、瓦屋、屋根葺き、建具屋、井戸屋、杣、樵、鍛冶屋、石工などの職人が太子講を行いました。
この日は、「孝養像」と呼ばれる聖徳太子が16才の時、父の病気平癒を願い、髪をみずらに結い、柄香炉を持つ姿を掛け軸にしたものを飾り、お供えをします。この日に行われる講は飲食をしたりするほか、賃金の協定をしたり、様々な申し合わせをしたり、職人仲間の運営にとっても大切な日でした。
建築によく携わるわれわれとしては必要な行事です。
残念ながら、コロナ禍により参加者は近隣の加盟店のみとなりますが、
オンラインでも配信を行い皆様へご覧いただけるようするつもりです。
また、太子講の前には古材のお祓いも執り行われる予定です。
実際の様子は、次回の記事でお伝えできればと思います。