芸備線 呑み鉄鈍行ちどり足2024号
2024年9月28日、芸備線団体列車「呑み鉄鈍行ちどり足2024」号を芸備線魅力創造プロジェクトの主催で実施しました。私もスタッフとして参加し、車内で沿線の紹介や車窓の案内をいたしました。
東京や大阪をはじめ、広島県内外から集まった72名の参加者が三次駅から備後落合駅を往復し、沿線の4つの酒蔵の杜氏や担当者から説明を聞きながら、「比婆美人」「どぶろく油木のしずく」「向井櫻」「菊文明」各蔵自慢の地酒や三次ワイン、高野りんごジュースなどを味わいました。おつまみとして、庄原市西城町「燻製ハコダ」がこの日のために手作りした特別詰め合わせや、広島県立大学の学生さんがキュレートした地元の菓子セットが配布され、大いに喜ばれました。
折り返しの備後落合駅では約1時間の休憩の間、元国鉄機関士のボランティアガイド永橋さんの解説のもと、広島県内に唯一残るSLの転車台をホームから眺めたり、お酒や沿線の特産品、芸備線・木次線グッズなどの買い物を楽しみました。
乗車した朱色の気動車、キハ47形が備後庄原から備後落合の区間を走ることは珍しく、自然豊かな沿線では多くのカメラマンが記念の一枚を残そうとレンズを向け、備後庄原駅では“道後山のパンダさん”、備後西城駅では集まっていた地元の方々など皆さんが手を振ってくださり、下車休憩の備後落合駅では地元の皆さんが横断幕と“落ち合う駅”の手旗で出迎えてくださいました。参加者の皆さんも道中の歓迎ぶりに大喜びで、車内から歓声をあげては手を振り返しておられました。
「最高の列車だね!」「また来年もやってほしいよ!」という声をたくさんかけて頂きました。皆さんに大いに楽しんで頂いて、風景の良さはもちろん、沿線自慢の地酒やグルメを紹介することができて良かったです。お帰りになった後も、お気に召した銘柄や産品をご愛顧頂けたらうれしいです。JRの方々をはじめ、酒蔵の皆さま、酒販会社さま、西城町の「燻製ハコダ」さま、高校生グループ「芸備線・福塩線を盛り上げる会」、広島県立大学学生サークルの皆さま他、お手伝い・ご尽力くださった皆さま、手を振ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。