無理に元に戻さず、次に備える

日常が少しずつ元に戻ろうとしています。

僕はもう以前の状態に戻すつもりはなく、
今のような生活をしばらく続け、様子や
データなどを見ていこうと思っています。

もちろん、他の人の行動を制限しようと
言う気は全くありませんし、元の日常に
戻すこともいいことだと思います。

経営をしている人は、下がった売上を
戻そうとされることもいいことかと
思いますし、それは当然でしょう。

ただ、「元に戻そうとする」ことが無理を
生む可能性もあると考えています。

ウィルスの感染者数と死亡者数を毎日
データとして記録して見ていますが、
想像していたより減少が遅いです。

クラスターも新たにいろいろなところで発生
しているようで、先月末の緩和以降、
僕が想像していた数字には戻らないかも
しれません。

たとえ感染者数が一時的に、ほぼいない
状況になったとしても、また秋や冬になり、
渡航制限も解除されたりすると、
一気に増えてしまう可能性もあります。

ウィルスが変異して危険度を増す可能性
もあるでしょう(第二波と言われている
やつです)。

4月から5月までのような自粛の期間が
また訪れる可能性はあり、もっと強い
もの(例えばロックダウン)になる可能性は
あるかもしれません。

数年はこれに付き合っていく覚悟も
必要かと思われますし、それが終わっても
また新たなものが発生する可能性も
あるでしょう。

インフルエンザと比べて相当弱く、
気にする必要なんてないウィルスと言われ
たりもしますが、インフルにも
誰もなりたくないし、特に秋冬には
みんながインフルも含めて恐れ、生活様式が
変わってしまう可能性もあります。

ここまで書いてきたことはあくまでも
可能性であって、無ければ無いに越した
ことはありませんが、備えておく必要
はあるはずです。

だから、生き方を元に戻そうとするのではなく、
起こってもいいように新しい生き方を
構築する必要があるのではないか、
次に備えて、今がその準備のしどころでは
ないか、と考えています。


あくまでも可能性の問題ですが、いつまた
自粛期間・人と接することが出来ない期間
が来てもいいように準備しておくことが
賢明だと僕は考えています。

それが起こった時に、自分の商売とか
金銭とか生活とかにどんな影響があるか
を改めて考えます。

そして、それが起こってもどうにかなる
ように、準備をしておくのです。

色々な可能性があります。

・仕事が通常通りにできない可能性
・人と会うことが出来ない可能性
・移動できない可能性
・一部の生活必需品などが手に入らない可能性
・恐慌的経済状態になる可能性
・預金封鎖の可能性

これらをの可能性を考え、起こったとしても
タフに生きていくことが出来るような
準備をしておいた方がいいような気がしています。

全体的な経済規模の縮小は、人口減少を基礎に
もうある程度分かっていることでしたが、
今回のことでもっと急速に進む可能性も
あります。

その時に、今のままでいいのか、以前の
考え方に戻していいのか、ということを
考えておく必要があるでしょう。


さあ明けた、経済を回せ、売上を戻せ、
そのためにどうすればいいか、といった
議論が先行しがちになります。

それはそれで当然のことですし、あってもいい
かと思います。

ただ一方で、また起こってもいいように
守りを固めておくとか、新しい様式対応に
しておくとか、そういったことも必要
かとおもいます。

毎日、何が起こるか、どうなるのかを
必死に考えています。起こる可能性は少なさ
そうなことも考えて、それに向けて
どう準備するのがいいかを考えています。

しっかり準備できれば、昨年までの状態に
戻ったら戻ったでやっていけるはずです。

ただ、戻ることだけを考え、戻すことだけ
を考えることは危険なような気がします。

また戻そう、で今度またパンデミックが来たら
その時に対応しよう、では遅いような
気もしています。

具体的に何をしたらいいか、ということは
本当に今悩みに悩んで考えているので、
決めた時点でまた書きたいと思います。

例えば、「今の売上(収入)がゼロになった
場合にどうシフトチェンジしてどう生きて
行くか、新しい収入や金策はどうするか」
などを考えています。

どこに住めばいいか、家族がどこでどう
生きていけばいいか、などのことも
必死に考えています。

自分が何をやっていくか、ということも
絞り出しながら考えています。

結論が出るかはわかりませんが、考えて
最善の策は見つけていくつもりです。

みなさんはどうでしょうか。

元に戻そうとするのもよし、さらなる
危機を見据えて準備するのも良しだと
思いますが、何も考えずやっていくのでは
なく、しっかりここで何かを考えて
準備し、変えていくことが大切なのでは
ないかと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?