息子について、書く


 あまりプライベイトなことは書かないが、息子たちの今の過ごし方について書いてみたい。息子2人は大学3年生と1年生で、2人ともこの自粛期間、ものすごく勉強をしている。それに驚いている。
 長男は資格試験を受け、その道に行くことを決めて年末位から勉強をしている。大学はやっと月末からオンライン授業が始まったようだが、資格試験のためのオンライン授業はずっとやっている。長男がこれほど勉強をしているのは見たことがない。友達と遊びに行くことが多くて帰るのも遅かったので、ずっと家にいられるだろうかと思っていたが、バイトも休み、ずっと家にいて勉強をしている。その順応性に若干驚く。
 次男は激しい受験勉強を乗り越えて今春大学に入学した。入学式もなにもなく、新しい友達もゼロ。かわいそうになるが、いまは受験勉強以上じゃないかと思うほど、ずっと勉強をしている。早々にオンライン授業が始まってそれを受けていて、その授業についていくために予習復習が大変なようだ。祝日や土日もずっと勉強。どうしてしまったのかと思うくらい。親の勝手な希望は、大学に行っても野球をしてほしかったのだが、とんでもなかった。せっかく入った大学で勉強をして、何か自分が極めたいものを見つけるつもりだろう。それでいいと思う。
 妻も、仕事をしながら、家に人がいて増えた家事をこなしてくれていて、感謝しかない。
 ということで、家族の中で一番怠惰な僕だが、それでも仕事をして、こうやって原稿を書いて、勉強をして本を読んで頑張っているつもり。子ども達が(今は)真面目過ぎてちょっと心配になるくらいだが、親もしっかりやっているところを見せねばと思う。
 「9月入学」が取りざたされていて、賛成意見が多いが、僕は賛成でも反対でもなく、選択制にすればいいと思っている。世の中では、今年入学したのに何もできていない子どもたちも沢山いるだろう。そういった人たちは入学を9月に遅らせてもいいと思うし、中高3年生については、部活や受験勉強などに新たなチャンスが生まれるかもしれない。
 ただ、すでに勉強をしている人とか、早く進学するとか次の道に進みたい人たちには、4月入学の選択は残してもらいたい。親としても学費の支払いが早く終わった方がいい人もいるだろう(僕もその一人)。
 4月入学か9月入学か、その他にもいろいろな論争があるだろうが、論争にせず、選択制にできるものはするといった解決策はあるのではないだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?