小鼻縮小術を受けたら、小鼻がおおきくなった!!
まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。
今回のタイトルのようなことを術後に言われることもありますし、診察時に『小鼻が余計広がることがありませんか?』『小鼻が後戻りして大きくなったりしませんか?』等の質問を受けることも珍しくありません。
私からすると、切った小鼻が復活しないのに後戻りしたら、びっくりしますし、切って小さくしたはずの小鼻が大きくなったら怪奇現象レベルだと思っています。
では、なぜこんな話が出てしまうのでしょうか?
まず、小鼻が余計広がるのは、『外側切除』を行った時に起こり得るリスクだと思います。
外側だけ切って無くなってしまった小鼻の分を引っ張って縫い合わせるためで、下から見た時に明らかに外側の皮膚しか余っていない場合以外に選択するのは非常に危険な術式だと思います。
また、後戻りですが、左右の小鼻を皮膚の下でお互いに引っ張り合ってとめると、外側に引っ張り合って戻ろうとするので、後戻り現象が起こる可能性が十分にあります。
何だって?さっき、無いと言ったじゃないか!と私に怒りました?
先ほど書いたのは、私が行っている術式だとという前提なんです。
まあ、やり方によって経過が違うという事なんでしょうね。
私は、傷口に力がかかり難い工夫を最大限に行っているので、こうしたトラブルとは無縁なのです。
なんだ、じゃあ、術後すぐに小鼻すっきりですか?と聞かれそうですが、術後に『小鼻が大きくなった!!』と慌てられることは、良く経験します。
手術が悪いから?ではなくて、術後に小鼻が腫れるからなんです。
術前と術後5日目抜糸時の状態を一緒に出しますので、比較してみて下さい。
切った割に小さくなってないですよね?そう、これが『腫れ』です。一般の方がイメージしている『腫れ』とは、相違するみたいで、こうした現象が患者さんの心配を煽るみたいです。
美容外科のサイトでは、こうした術後経過が紹介されていることが少ないために、術後直ぐに綺麗になってしまうイメージが患者さんにもあるかもしれません。
最近では、患者さんの情報交換が盛んになり、こうした経過も見られるようにはなって来ているようですが。
いずれにしても、術前には術後の状態、医者の手術のやり方等、色々なことを検討しよく考えてから手術をすることをお勧めします。
まちがっても、『この手術やったら、この手術も絶対やらなきゃ綺麗にならないよ』というような口車には乗らないようにしてくださいね。
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小鼻縮小の手術例は当院サイトの以下にまとめています
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