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Lプロテ、軟骨と一緒に入れればOKOK???
まずこのお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。
Lプロテが危険!!というのはよく目にするのかもしれませんが、それは、中から飛び出してくるリスクが考えられるからです。
そのリスクを回避するために、『自分の組織でカバーすれば大丈夫!』という根拠のない話が都市伝説のように存在しています。
Lプロテが危険で、Iプロテが安全!という話でもなく、『入れてる大きさが大きいものが危険!』というのが正しいと思います。
ですから、自家組織を使おうが、Iプロテを使おうが、大きいものは危険です。
今回の方は、Lプロテ+耳介軟骨が移植されていました。
実際は、感染を起こしたので抜去して、形状修正の手術をしたのですが、プロテの形状が言われることが多く、プロテの大きさが話題になることが少ないので、除去したプロテをお見せしたくて、これを書きました。
どうです。結構大きくないですか?
何が言いたいかって?この大きさのプロテが入っていたら、鼻先には、もう入れるスペースがないので、無理に他の物を入れないで!と言いたいのです。
実際は、結構大きな耳介軟骨が移植されていたので、『正直無理があるでしょ』と思った症例でした。
どの位大きな軟骨だったか?興味がある人は、私のブログを参考にしてみて下さい。
いつも同じことを書きますが、自分のオペをする医者がどんな感性で、何をしでかすか分からなくて手術を受けるなんて、恐ろしすぎます。ちゃんと、症例写真をチェックしてから受けて下さいね。