二重切開のデザインって、どう書くの?
まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。
美容の手術で、デザインが大事という話をよく書きますが、実際にどんな感じで書いているのかを紹介します。
二重の幅をどんな感じにするのかを決めて、その範囲に皮膚が余っているかいないかを考えて線を引きます。
特に、このカーブが大事で、まっすぐ切ると目を開いたときに二重がカーブにならずに直線的になってしまいます。
時々、そうなっている人に会いますよね。あと、皮膚を切除するのか、切開だけ加えて皮膚は切除しないのかも考えます。この違いが料金の違いになる医療機関もあって、なんだかビックリです。
どの程度の皮膚切除幅かを患者さんに聞かれることも少なくないので、お見せします。この方は3mm程度ですね。縦の線は何か?って。これは黒目の位置を目安で書いているだけですので、気にしないで下さい。
その後、開瞼してもらって、先ほど書いた上下2本の線が重なっているかをチェックします。
これが上手く重ならないと、二重のカーブがきちんと出ないので。ちなみに、これは座った状態と寝た状態でチェックします。
もちろん、???と思ったら書き直します。
この寝たり起きたりしてもらいながら、ラインチェックを丁寧に行うか否かが非常に重要だと思っています。
『はい、ベットに寝て。これ位の幅?じゃあ、始めるよ』的な流れは、ダメだと思っているのは私だけでしょうか?
とにかく、私のクリニックには修正手術を目的にいらっしゃる人が多い。
そういう修正手術が必要なくなるようなしっかりとしたガイドラインみたいなものが出来ると良いのですけどね。悩ましい限りです。
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