二重が眠そうなら、皮膚切除？？

まずこのお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

修正手術希望の患者さんに、『二重手術を受けたのだけど、目元がはっきりしないので皮膚を切って欲しい』と言われることは少なくありません。

よく聞いてみると、複数の医療機関で、そのような提案をされたとの事。皮膚切除で対応できるような修正手術は、ほとんどなく、むしろ中の構造を治さなくてはいけない場合の方が圧倒的に多いのです。

実は、医者でもこれを理解していない人が案外多く、他院で修正手術と称して、皮膚を切りまくられて、『目が閉じない』というお悩みの方にお会いすることも珍しくありません。こんなことにならないように、修正手術の担当医は慎重に選んで頂きたいと思います。

今回ご紹介する方の手術方法や、経過に関しては、私のコラム『美容外科話』やブログでご紹介していますのでそちらを是非ご覧下さい。

さて、話を本題に戻しますが、この方の場合は、『皮膚はあまり切除してはいけない』と思いますので、デザインは傷を切り取ることをメインに考えます。開瞼時、閉瞼時でお見せしますのでご参考になれば幸いです。

あまり皮膚切除をしていないことがお分かりいただけると思います。どのような場合に皮膚切除をして、どのような場合にしてはいけないのかをきちんと理解し、経験値として持っておくことが医者として患者さんに対する礼儀だと思います。

↓↓また、この方の傷の経過についてはこちらを御覧下さい。↓↓

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