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路頭に迷っている


婚約者と別れた今、33歳の自分が、
また恋愛をしないといけないということがショックでたまらない。

33歳というのは、自分の中ではいい大人なのだ。
そのいい大人であるはずの自分が、また結婚しようと思ったら、
惚れた腫れただの
キャッキャうふふするような茶番を演じなければならない事案にドン引きだ。


もちろん、これは自分のなかでの話だ。
他の人が大人の恋愛をしていても何にも思わない。


単にテンションがついてこないのだ。


そもそも、32の時点で「もう恋愛市場は嫌だ!」
と思って婚活アプリに登録した。
なのになぜ?
どうしてこうなったんだ?

もう☆になりそうだ!

だいたい、また婚活してお相手が見つかったとして、
新居選びや家具選び、婚約指輪の話など、
そういう、
すでに一度通ってきた道を、
またやるのか?
どんな顔でやればいいのか??

というか、
私はこの1年の間に、ベッドを2台も処分し、
今は3台目だ。
ついでに言うとカーテンも3窓目。
また家具を買えと??

そもそも結婚に至るまでの関係構築が億劫すぎる。。。
100回ぐらいため息をつきたい。


もう、面倒なんだからいっそ、
一生独身でいてやろうか。
そしたら
コスメやデート用に買った服などを盛大に断捨離したい。

いや、どうせ独身でいるなら、
むしろ遊び呆けてみるか……??
(戦闘力向上のためハイフで顔引っ張り上げてライムライトでシミ消して、法令線をヒアルロン酸で膨らませたりしてさ。)



……いや、思ってみただけだ。
こんなヤケを起こして拗らせている人間、
もし居酒屋で隣にいたら100%めんどくさい。


ある程度の齢を重ねた人間が、
独り身で居ても敬遠されずに存在するには、
何かしらコツが必要なんじゃないかと思った。

はっきりとは言えないが、活気とか素直さとか鮮度のある何か。
しかし、拗らせた時点で活気も素直さも両方無い。


そうそう。
先日、将棋の羽生善治と落合陽一氏の対談を見てめちゃくちゃ感銘を受けた。
落合氏が対談の最後、
「羽生さんにとって、豊かな人生とは?」
との問いに、羽生さんは
「後悔が沢山あること」
といった。
後悔の数=それだけ選択の分岐点に立ったと言うことらしい。

へ〜〜。
へ〜〜〜〜!!
やっぱり羽生さんかっこいいや。
ほわーっとした天然っぽい雰囲気を漂わせながら喋っていたけど、
やっぱり勝負師なんだろうな。

飲み屋でよく合う適齢期以降で結婚してない人たちについて
羽生さんの言葉を参照して考えるなら、
「結婚したくない訳じゃないけれど〜」とか、
「アプリとかパーティとかやってるんだけどね〜」
などと、どっちつかずな言動の人ではなく、
半ば意地意地込みでも「いや、結婚しない!」と言ってる人の方が、
または「結婚したくて仕方ない!」と言ってる人の方が、
無骨に見えるけど、ちゃんと勝負しているのだろうな。


確かに、「結婚したくない訳じゃないけれど〜」なんて喋っておきながら
私に連絡先交換をお願いしてきた男性がいたんだけど、
どういうつもり?って思ったもんな。中途半端過ぎんか??


私も決めきれてないと言う意味ではその男性と一緒なのに
なに人のこと言ってんだ、って話ですけどもね。
スパッとどこかで決めたいねぇ……。

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