情報リテラシー論第13回 2021/12/20
今回のテーマは…
「画面認識の技術と流出問題」
です。
今回のレポートでは、「画像認識」に重きを置いてまとめていきます。
歴史的に見る「眼」
まず、こちらのスライドをみてください。
何かわかりますか?
この方のレポートによると…
地球ではカンブリア紀に生物が大量発生しました。それは「眼」を手に入れたことにより、獲物と敵の区別がつきやすくなったことが要因です。
現在、AIでも同じことがおこっています。
とのことです。
大袈裟に言うと、人間は「目」がなかったら生まれなかった…という、
それほど、目から得られる「視覚情報」は大切だと言うことですね。
さて、視覚情報というと、「画像」や「映像」といったものが挙げられますが、「画像」を取り扱った現在のツールは何があるでしょうか?
Google画像検索
「インターネットで画像を見る」といったら、まずこれでしょう。
皆さん知っての通りですが、Wikipediaで調べると、「逆画像検索」という単語が…一体なんでしょうか。
Google 画像検索(グーグル がぞうけんさく、英: Google Images)は、Webにある画像を検索するためにGoogleが提供している検索サービスである。 2001年にサービスが開始された。 ... 2011年に逆画像検索が追加された。
逆画像検索
さて、「逆画像検索」ですが、要は「画像を元に検索ができる」というもので、普通の画像検索の文字と画像が逆になったということです。
因みに、下の画像のカメラのアイコンをタップすると、その機能が使えます。
カメラのアイコンをタップしたら、次に自分の写真アルバムに入った画像の中から、逆画像検索する写真を選ぶ画面に移るのですが、
写真アルバムの上には、「Google Lens」という機能があります。
それが下の画像です。
実際に使ってみましょう。
まず、このように自分が検索したい画像の写真を、「Google Lens」で写真を撮ります。
今回は、筆箱に入っていた鉛筆を調べます。
すると…
このように、下に「この写真に写っているものはこれらですか?」
と言わんばかりに、バナーが出てきました。
僕の鉛筆と全く同じ製品が出てきましたね。
それによると、この商品の名前は「ハイユニ 三菱鉛筆」
だと分かりました。
今回は製品の名前が分かる文字が刻まれていたので、この機能を使わなくても「ハイユニ」だと分かりますが、文字の入っていない製品を調べる際には便利そうですね。
「逆画像検索」はGoogleだけではない!
さて、逆画像検索の例として、「google lens」を挙げましたが、その機能を使えるのはGoogleだけではありません。
「Pinterest レンズ」
あの有名なPinterest でもこの機能はあります。それが「Pinterest レンズ」です。
画像を見るアプリですから、そりゃありますよね。
因みにこの「Pinterest レンズ」はスマホのような写真を撮れるものでしか使用できないっぽいです。
また、ピンタレストには、他にも画期的な画像検索方法があります。
それが、「ズームイン検索」です。
例えば、犬と猫が写った画像の、猫の部分をズームインしてみます。
すると、検索結果には、猫の画像が出てきました。
AIが写真を認識しているのですね。
「Pinterest レンズ」の応用というわけです。
皆さんもこちらの機能、使ってみてください。
画像認識機能はこんなところにも
上の授業スライドは、AIの画像認識機能を使った例です。
この機能を取り入れたメーカー、多くなってきていますよね。
因みに、最近ではMAZDAの「CO-PILOT CONCEPT」という新たな機能が、自動車界隈では話題になっていました。
この「CO-PILOT CONCEPT」は、「副操縦士」という意味であり、
車内に取り付けられたセンサーにより、運転手を見守ってくれます。
画像認識機能の応用は様々ですが、このような命に関わる場面での活用は素晴らしいものです。
CO-PILOT CONCEPTは、「ドライバー状態検知技術」「HMI仮想運転技術」「ドライバー異常時退避技術」の3つのコア技術によって構成される。ドライバー状態検知は、すでに閉眼や姿勢の崩れなどで警報を出したりする機能としてマツダ市販車にも実装されている。25年投入予定の技術では、これに異常予兆検知の機能を加え、HMI仮想運転技術と合わせて、異常時退避自動走行の起動トリガーとして利用する。
さて、今回はここまでです。いかがだったでしょうか?
画像認識……僕的には、スパイ映画で出てくるような、「監視カメラを使って標的を見つける」といったものを想像していましたが、スマホなどを使った「逆画像検索」にもあるように、どうやら身近にも実現していたようで、なんだか感慨深いです。
またこの技術は、自動車など命に関わる場面にも応用されていて、もっと技術が進歩すれば、幅広い活用が期待されます。
画像認識の技術の今後に期待ですね。
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