見出し画像

全ては串カツ田中(溝口店)から始まった

2024年1月上旬。
溝ノ口劇場オーナーと串カツ田中で新年会していて、
「今年の(劇場の)空き状況教えてください」と言いました。
それで挙げてくれたのが、4月頭、6月中旬、7月下旬、9月上旬だったので、「全部ください。あと忘年会用の一日も」って流れで、2024年は溝ノ口劇場にて【7日間×4週+忘年会1day】の予約が決まりました(笑)

劇場としては空き日を出来るだけ作らないことが大切ですし、2023年に溝ノ口劇場オーナーにほんとお世話になったので、何か恩返しがしたかった。
WSや芸能事務所でたくさん演技講師をさせてもらっているので、そこで出会った子たちに実践の学びの場を提供したかった、そんな気持ちもあります。でも我ながら、なかなかの漢気予約でした(笑)おかげで主にキャスティング(約150名)と脚本(ほぼ新作3本)が死にました。

それでも付いてきてくれるスタッフや、レギュラーで年に何度も出演したいと言ってくださるキャストがたくさんいて、どうにか3本の(ほぼ)新作を書きあげ、4本目の公演まで漕ぎつけることが出来ました。

1本目は重めのヒューマンドラマ(現代劇)
2本目は時代劇(大奥)
3本目は恋愛モノの連作短編オムニバス

そして今回はラブコメです。
最初の3本は朗読でしたが、今回は初めて演劇ってことで、そこも挑戦してます。

私立中学・高校を5校以上渡り歩いた教師経験(女子校も男子校も共学も)があるので、いつかはしっかりとした学園モノを書いてみたかった想いがあります。そこで奥行きとアクティングエリアが少ない劇場で、最適な演劇の形を模索しました。今回は劇場の高さを利用してプロジェクターを多用したことで、プレゼンテーションのような演出をたくさん取り入れています。
いわゆる「よくある学園モノ」とは一線を画す根拠になっている部分なので、そのあたりも是非楽しんで頂きたいと思っています。

4チーム8人×32人体制の挑戦

通し稽古などを終えた時に、
「ええ脚本やなぁ」と思わず口に出してしまうときがあります。
でもそれは役者がいい仕事をしたからという証拠でもあります。

4チーム8人制で、32人で取り組むという独特の手法を確立させるためには、
作品とキャラクターの解釈を最大限に広げ、自由と挑戦を尊重する空気が必要です。そこをわかってくれて、ホンと他者をリスペクトする気持ちをしっかり持てる人が、レギュラーとなって複数回参加してくれているように思います。いつもありがとね。

9月3日からいよいよ開校(開幕)です。

ロマンティック・ラブ・イデオロギー | mizogeki

今回はいつも以上に無駄を取っ払って、60分ノンストップのストレート演劇です。
たくさん笑えるポイントがあると思うので、
ぜひ遠慮なく劇場で笑い飛ばしてください!

ご予約はDM等でもお待ちしていますーーー!

写真撮影:岡本晃

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?