結婚という無期懲役
まず言っておかなければならないことがある。それは、僕は独身だし結婚に対して否定的なわけじゃないということだ。では何故こんなタイトルにしたかというのは後述することにする。
読者の中には「独身が結婚を語るな」とか「知った風なことを書くな」と思う人もいるだろう。でも、そこはご容赦を。
『結婚が幸せとは限らない』
僕の周りでは幸せじゃない同性の既婚者を割と見かける。口を開けば「嫁が怖い…」とか「嫁に怒られて」という話題ばかり。何をするにも奥さんの確認が必要でかなり息苦しそうだ。
ではなぜ幸せなはずの結婚生活に息苦しさを感じるのだろうか。冒頭でも書いた通り、僕には結婚経験が無いので確かなことは言えない。ただ、そんな外側の人間かが思うのは、男性の方に問題があるのでは?ということだ。
『結婚という無期懲役』
昭和までの日本は男が外で働き、女が家を守る。そんな常識があったことは言わずもがなだろう。しかし、女性が外でバリバリ働くようになった現代ではそういった考え方は前時代的と言える。
そんな現代においても、女性に家事と育児をすべてしてほしいと思っている男性は多い。僕はそこに問題があると思う。
普段、家事や育児を妻に任せっきりなので、妻は夫に対し不満も溜まるし、私が全部やってるんだからと強気に出る。夫は頭が上がらない。だから次第に妻の方が立場が強くなり、夫は息苦しさを感じるのだろう。
そんな息苦しさが増してくると家に帰りたくなくなる。意味もなく残業したり、退勤後に家に帰らずカフェで仕事をしたり、漫画喫茶で時間を潰す人もいると聞く。心休まるはずの家庭に帰りたくないというのは悲しすぎる。
そして、そんな生活に陥ったが最後。その息苦しさは無くならない。離婚か死別でもしない限り、狭い牢獄に閉じ込められたような結婚生活が永遠に続く。まさに無期懲役というわけだ。
『互いを尊重し合うこと』
では、この問題を解決するにはどうすればいいのだろうか。答えは簡単で、もっと男性が家事や育児に参加すればいいのだ。
深尾葉子さんの著書『日本の男を喰い尽くすタガメ女』という本にこんなことが書いてある。
家事、育児は仕事ではない。生活の中で男女が互いに当たり前にしなければいけないことだ。
全くその通りだと思う。きちんと家事や育児を分担すればもっと平等で円滑な結婚生活になるのではないだろうか。
もし、僕が将来家庭を持つことがあれば、奥さんとは対等な立場でいたい。恋愛結婚が一般的となった現代。せっかく好き同士で結婚するのだから素敵なものにしたいと思う。そのために互いを尊重して、一緒に歩んでいくことが大切なんだ。
と、独身の若造が生意気言ってみた。
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