2023SS_調べたもの_I just wanna deep in
こんにちは、今日も釣りの話は全然出てこないです。釣れません。
突然ですが、わたしの名前の意味は海の色です(妹の名前の意味は空の色です)。わたしのは、なんか変な読み方ですが、つい最近それにはどうやら理由があるのではないかという説が浮かびました。もう今となっては確かめようがないので、その説が変な読み方の理由でいいなって思ってます。
さっそく話がそれました。そう、海の色について(ちなみにこの前釣りに行った海は泥水の色してました)。
わたしは海の色がかわるところが好きです。釣りをしているとどうしても潮目に目がゆくのですが、海の色は色んな理由で違って見えます。びっくりするくらい急に深くなってるところとか、海底地質、水温、離岸流や水の流れ、もちろんプランクトンや含む不純物の量なども、見える海の色を変えます。天気もですね。研究をやめるまでずっと、黒い海しか見ていなかったので、あかるい色の海を見ると今でもわくわくします。なんかキラキラしてるし、きれいだなーって思います。ずっと見ていたいです。
見てみたい海の色に、死ぬほど急深の色があります(本当に死にます)。ブルーホールという地形の色です。世界的にはベリーズのブルーホールが有名です。写真もそのベリーズのものです。ただ、怖いのですよね。ふかくて。
学生の頃教授に、「穴ってなんだと思いますか」って聞かれて、わたしは「連続性を失ったものだと思います」って答えたら、「5点ですね」って言われました。なのでわたしは今でも穴って何か良く分かってないのですが、これは海底に空いた穴だと思ってます。ベリーズのホールの簡単な断面図がこちらです。
ちょっと正気では潜れないです。
地形の成り立ちとしては、大体は海面が今より低かった頃に、水が石灰岩的なものを侵食して、最後には上部が崩落してできたと思います。そして海面上昇に伴って、こんなふうに水の中に沈みました。
断面図を見ると分かるように、これは閉塞された水域なので、酸素を運んでくる外部からの水の循環が少ないです。そして深いので、一定の深度からは酸素がないと思います。化石とかそのまままるごと無傷で残っていると思います。
ベリーズはいちばん深いところが-110mくらいですが、今のところ世界でいちばん深いブルーホールは中国のドラゴンホールと呼ばれるところです。そこの最深部は-300.89mだそうです。東京タワーならちょっと出ちゃうくらいの深さの海底に空いた穴。世界でいちばん深い海底は-10,920mで、エベレストがすっぽり入ってもまだ届かない谷。ここと比べるともちろん浅いですが、110mや300mの穴だって(なんなら18mくらいでも)十分こわいです。
閉塞性水域であることから初心者向けのダイビングスポットと言われることも多くあるようですが、たくさんの理由からとても危ない地形ではあると思います。でもわたしは、こんな中の海の色だけをいつか底から見てみたいです。
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