海外ビジネスを支援して感じることメモ
海外に出張するたびに思うこと。
海外、特に勢いのある東南アジア諸国や、中国、アメリカに来ると、いつも「日本人、遅れをとるぞ。というかもう取り残されそう」という危機感が募ります。
もちろん、日本人の良さもあって、世界一、礼儀正しくて、約束を守る人たちだと思います。
ただ、ビジネス的には、もっと危機感を持たないとな、とも感じています。
東南アジア諸国も、ビジネススタイルは、欧米のものを真似ているので、日本のビジネスの進め方とはちがいますよね。
海外、特にアメリカ企業と対面して感じることは……
・Time is money ということで、時間を無駄にしない。ミーティングも、目的と内容とゴールを明確にして、本質的な話をする。なので、最初の面談は短時間(30分とか)で終わることが多いけど、そこはまさに真剣勝負の世界。日本企業との会議は、無駄に長いという評価が出回ってて、敬遠されている。
・プレゼンも相手にメリットを感じてもらえる流れにしないといけない。「わが社の歴史」なんか、誰も聞いてない。ビジネスの基本は「顧客の困っていることを解決すること」。
・やはりコミュニケーションのために、英語は必須。通訳を入れると、倍の時間がかかるし、ミスコミュニケーションになる場合もある。
・英語も、アメリカでは、理想としては、ペラペラ喋られるのがいいけど、高校で習った英語でもなんとかコミュニケーションはとれる。ビジネス英語は訓練が必要。東南アジアは、英語が母国語ではないので、お互い地元発音の英語でもなんとかなる。相手の英語も相当聞き取りづらいけど。
つらつらと思いつくままに書いてみましたが、「日本人、もっとがんばろうよ」と思う。日本人の良さ、勤勉さ(最近はベトナム人に負けてるけど)や、礼儀正しさ、気遣い、優しさ、きめ細やかさ、期限を守ること、などなどは、世界で活かせる場面も多いと思う。
そのためには、コミュニケーションツールとして、英語はできないと、取り残されると思う。「できる」というレベルもあるとは思うけど、高校レベルの英語でも最初はオッケー。使っていくうちに、だんだん上達してきますよ。臆せずに喋ってみたらいいと思う。東南アジアの人たち(ホワイトカラー)も、3ヶ国語(母国語、英語、日本語もしくは中国語)ぐらいは当たり前に喋ってますよね。
もっともっと世界と交流して、日本人も活躍してほしいなあ。