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応援ナースの日常22 〜応援ナースとの出会い〜

応援ナースで働き始めて通算2年半、
今までにたくさんの応援ナースと出会い、一緒に働いてきました。
今日はその中で出会った、
印象に残っている看護師さんのことを書きたいと思います。

看護師のTさん。
一般の会社に勤め、看護師20代後半で看護師になり
看護師歴10数年、さまざまな病棟を経験しているTさん。
看護師としても、人間としても、とても経験豊富なTさん。
人当たりも穏やかで、ユーモアがあり、
仕事も卒なくこなす、どのスタッフからも信頼が厚い。
応援ナースを1年やったら海外旅行に飛び出すアクティブさ。
まさに、応援ナースの鏡のような人でした。

誰からも好かれ、誰とでも上手くやれる。

Tさんに、「苦手な人とかいないんですか?」
と聞いたことがあります。

「いるよ〜!人間だもの!」

意外でした。
誰とでもうまく、楽しく仕事をしている印象だったので、
苦手な人とかいないのかと思っていました。

「でも、苦手な人には自分から近づかないし、
 話しかけないようにしてるかな。
 話しかけられたら普通に話すけどね!」

なるほど、苦手な人とは無理に仲良くしようとせず、
かと言って不自然に距離を取ったりしない。
お互いに無理のない距離感で接する。
人間関係において大事なことですね。

30歳を超えた最近はその言葉が素直に受け入れられる気がします。
苦手な人がいても、
その人が苦手な自分を否定せずに受け入れる。
苦手な人は苦手。
それ以上でもそれ以下でもない。
それをまずは受け入れることが大事だなと思います。

そして、その人と無理に仲良くしようとしない。
若かりし頃の私は、
『みんなと仲良くしなければいけない』
という、よくわからない呪縛がありました。
その呪縛に苦しめられたこともしばしば。
でも、人間だもの。
全人類と仲良くすることなんて無理。
合う、合わないがあって当然なのです。

かと言って、自分に合わない人を
無闇に批判するのは危険です。
批判を聞いている人が本人に伝えて、
関係をさらに悪化させる可能性がありますし
批判に同調する人がいても
マイナスなことで同調して陰口を叩くのも
なんだかカッコ悪い。

結論、
・苦手な人と無理に近づこうとしない。
・苦手だからといって陰口を言わない。
・苦手だということを公言しない。
・あくまで、仕事に支障がない程度に距離をとる。

Tさんから学んだ人間関係論です。
職場の人間関係なんて、所詮仕事上のもの。
ずっと続くわけではありません。
仕事は人生の大半を占めるけど、全てではない。
私たちの周りには大切な人がたくさんいます。
その人たちを大切にできれば
後の人間関係なんておまけのようなもの。
大切な人さえ守れればそれでいいのです。

職場の人間関係に悩む全国の看護師さん
今日もお疲れ様でした。


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