
応援ナースの日常④ 〜働き方は自分次第〜
看護師をしているとよく「いい働き方だね!」「私にはできないなあ。家族もいるし、仕事を続けなきゃだし…」とよく言われます。自分でも冬と夏で仕事を変えるという働き方は気に入っていますし、性格に合っているなあと思います。
それぞれの置かれた環境や取り巻く事情によって様々ありますが、自分に合った働き方をするのは大切。やってみたい・気になると思ったらとりあえず実行してみる。で、ダメだったらまた軌道修正する。そんなやり方で私が行き着いた先がこの働き方なのです。
よく、仕事の不満を言っている人を目にします。看護師だと患者さんの対応、医師・上司・先輩との関係、不規則な勤務状況などなどストレスフルになって愚痴が出てしまうのは当然だと思います。その他にも家庭の事情とか、自分の体調とか取り巻く環境によって出てきてしまう愚痴は仕方ないと思います。
だけど、私は自分で状況を変えてより良い生活を送ることはできると思っています。職場に不満があるのならば、部署を変えて環境を変えてみるとか、思い切って転職してみるとか。今の職場にとどまる選択をするのであれば上司に悩み事を相談してみるのもいいと思います。いずれにせよ、今の生活を変えるのも現状維持するのも自分次第、自分主体で考えてみるというのは大切かなというところです。
自分がどうしたいのか、どういう生活を送りたいのかを考え、それができるためにはどういう方法があるのかを調べてみる。できない理由を見つけるのはとても簡単なのですが、できる方法を見つけてやってみる方がより幸せになる気がしませんか。
実は、私が山小屋で働くと決めた時、親には強く反対されました。
「山小屋のアルバイトなんて不安定な仕事をするより、正社員で勤めて安定した生活を送って欲しい。結婚もして早く落ち着いてほしい。」
親としてはごもっともな意見。きっと子を心配する親心だったのでしょう。しかし、私はその時、山小屋の仕事が大好きでやりがいを感じていましたし、真剣にやっていました。
『こんなにやりがいを持てる仕事があるのに、それを辞めて安定を求めて正社員にならないといけないの・・?』
シンプルに違和感でした。将来の安定した収入を得るために自分の生きがいややりがいを捨てるということがどうしてもできませんでした。自分がこの世にいるのは親のおかげだとは思いますが、親が自分の人生最期の日まで責任をとってくれるわけではありません。親だけではありません、職場の上司も同僚も、自分の人生の全てに責任を負ってくれません。つまり、自分の人生は自分でしか責任を取れない、自分が選択権を持っているのです。その後、私は両親に思いを伝え、なんとか納得してもらい今の働き方を続けています。今となっては両親もこの生活をしている私に慣れてきたようで「今年はいつから山小屋に入るの?」なんて聞いてくるまでになりました。
「そんなことできない・・・」とストップをかけているのは自分だと思うのです。取り敢えず、やりたいようにやってみる。ダメだったら軌道修正する。そんなスタンスで生きてもいいのではないでしょうか。
それでは今日はこの辺りで