英語力ゼロでソロ海外トレイルへ スウェーデン/Kungsleden 概要
こんにちは。タスマニアのオーバーランドトラックの記事を書き終える前に次のトレイルに行ってきたので、忘れる前にこちらを書こうと思います。
今回はスウェーデン国内でも北極圏に位置するKungsleden
(別名 王様の散歩道)。全長400kmあるこのトレイルですが、
その中でも多くの人が歩いているニッカルオクタ~アービスコまでの
約110kmを歩いてきました。
1.Kungsleden の位置
Kungsleden は北のアービスコ~南のヘーマヴァンまでの全長約400kmのトレイルです。このトレイルは全部で5つのセクションに別れていて、今回はその中の一部である南のニッカルオクタ~北のアービスコまでの約110kmを歩いてきました。
2.Kungsleden のアクセス
Kungsleden はどこから歩くかは決まっていません。今回は南のニッカルオクタから北上してアービスコに向かうルートを選びました。
ストックホルムからトレイルヘッドのニッカルオクタまでのバスが出ているキルナという街まで飛行機を利用、ゴールのアービスコからは乗り合いタクシーを使用してキルナ空港まで戻ってきました。以下詳しく記載します。
・日本↔ストックホルム
日本からストックホルムへの直行便はないので、今回はカタール航空を使ってドーハを経由していきました。
・ストックホルム↔キルナ
国内線往路はSAS航空、復路はノルウェージャンエアスウェーデンを利用しました。
キルナからの往路
・キルナ~ニッカルオクタ
Nikkaluoktaexpressenというバス会社を利用しました。キルナのバスステーションからニッカルオクタまで料金300SEK(2024年6月現在1SKE=15.21円 ) このバスは予約当日から前後7日間は連絡不要で全ての便に乗ることが出来るようでした。
アービスコからの復路
・アービスコオストラ駅~キルナ空港
トレイル後はアービスコオストラ駅まで(2.8km)歩き、1泊。翌日アービスコオストラ駅~キルナ空港までkiruna bus ABというバス会社の乗り合いバスを利用しました。料金999SEK。
今回はストックホルム↔キルナ間は空路を利用しましたが、夜行列車も運行しているようです。本当は(安さも相まって)夜行列車に乗りたかったのですが、スウェーデン国鉄の予約システム移行の関係でスウェーデン国外からチケット購入ができず、空路を利用することにしました。列車が使えればもう少し費用節約できたはず…。でも空路の利点は早いことなので、その分時間ができてトレイル終了後にストックホルム観光を楽しめました!
3.Kungsledenの予約
Kungsleden は一部が国立公園内になりますが、パーミッションや入場料はかかりません。私が日本から予約したのは以下になります。
移動手段
・日本↔ストックホルムの航空券
・ストックホルム↔キルナの航空券
・キルナ→ニッカルオクタのバス
・アービスコ→キルナ空港の乗り合いタクシー
宿泊ホテル
・キルナ(SPiSホテル&ホステル)
・アービスコ(アービスコゲストハウス)
・ストックホルム(ジェネレーターストックホルム)
4.Kungsledenの気候
私が訪れた6月下旬のKungsleden は太陽が沈まない白夜の時期。一年の中でも比較的降水量が少ない時期ではありましたが、5日中4日
は雨に降られました。レインウェアは必須です。ほぼ平坦な道なので折り畳み傘をもっていつても良かったかもしれません。気温は最高気温8-14度、最低気温4-10度でした。ポーラテックのアクティブインサレーションやpatagoniaのナノパフ、ダウンパンツを持っていきましたがフル活用しました。気温が10度くらいを超えて暖かくなると大きな蚊が大量発生してきたので、気温が低い方が過ごしやすかったかもしれません。
5.kungsleden の宿泊
ニッカルオクタ~アービスコ間には15km~20kmくらいの間隔で6つの山小屋がありました。当日飛び込みで宿泊も可能ですが、込み合う時期もあるので事前予約が推奨されています。小屋での宿泊は500SEK、カード払い可能です。また、小屋の近くでテントを張り小屋のキッチンやサウナ、乾燥室を利用することもできます。その場合は300SEK支払う必要があります。
Kungsleden では国立公園の外であればどこでもテントを張っていいらしく、皆お気に入りのスポットでテントを張っていました。私はトイレの関係と安全面から小屋の近くで無料で張れる範囲のところに張りましたが、もうすこし自由にトレイルを楽しんでも良かったなと思いました。
また、小屋の中には売店があり、フリーズドライの食料や簡単なお菓子、コーラなどの飲み物、ガスやライターを売っているところがありました。全ての小屋に売店があるわけではありませんが、なかなか充実した品揃えでした。支払いは全てクレジットカードで行いました。
6.トレイル中の食事・飲み水
朝、夕の食事は日本から買っていきました。行動食は現地調達。飲み水は川の水を汲んで浄水器を通さず直接飲んでいましたが、特にお腹を壊すことはありませんでした。
7.トイレ
小屋の無料で入れるトイレやトレイル上にいくつかあるトイレを利用しました。小屋の近くにあるトイレはボットンですが、臭いは少なくトイレットペーパーもありました。それ以外のトイレはペーパー無しで臭いもそこそこ…。でもあるだけありがたい…。
以上が概要になります。次回の記事からは実際に行ってみた記録を書いていきますね!