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応援ナースの日常② メリットとデメリット

 どんなことをやるにも、メリットとデメリットがあります。
今日は私が考える応援ナースのメリットとデメリットをお伝えしようと思います。

 まず、メリットから。

1、長期の休みを自分の都合で作ることができる。
 これは私が考える最大のメリットです。任期満了してしまえば次の職をいつから開始するかによって、自分で長期の休みを作ることができます。私のように冬の6ヶ月応援ナースで働いた後に夏は別の仕事をするなどWワークをすることも可能ですし、知人には定期的に海外旅行に旅立つ人もいます。正社員では中々取ることができない長期休みを自分で作り出すことができるのです。

2、煩わしい人間関係がない。
 応援ナースの契約期間は短くて3ヶ月です。つまりどんなに殺伐とした病棟でも、ちょっと苦手な人がいたとしても最低でも3ヶ月我慢すれば終わるんです。深い人間関係は苦手だという人はこの点は魅力的かと思います。

3、任期があるので終わりがくる。
 看護学生だったころ、先に看護師に就職した先輩から「実習大変でしょ?でも大丈夫、終わりは来るから。看護師になったら終わりがないからね。」と言われた記憶があります。実際に入職した後、『ああ、この仕事がずっと続くのか・・・』と気が遠くなることがありました。でも、応援ナースは区切りがあるのでメリハリがつきます。ずっと同じ場所で働いて仕事にも人間関係にもマンネリ化するよりは、環境に変化をつけながらメリハリをつける働き方のほうが私にはあっている気がします。

4、給料が高い。
 お給料の問題は気になるところですが、少し大変でも頑張ろうと思えるほどはもらうことができます。ボーナスなどはありませんが、それがなくても月々それなりにもらうことができると思います。

5、委員会・研究などの拘束時間がない
 病棟などで働くときにつきまとう、委員会や看護研究などの役割….休みの日でも病院に出てきて作業をするなんてやっている看護師さんを見ることがあると思います。応援ナースはそういった看護の業務以外の業務をまず任されることはないので看護師の仕事に集中することができます。


 次に私が考えるデメリットをお伝えします。

1、覚えることが多い。
 
初めて勤務する病棟では、病院内の見取り図や病棟のシステム・物品の場所・スタッフの名前・電子カルテの見方などなど患者さんのこと以外でも覚えることがたくさんあります。最初の2週間程度は必死で業務に臨みます。でも大体2週間も経てば職場には慣れてくるもの。最初は大変ですが、わからないことは聞きながら覚えていけばいいのです。
 
2、良くも悪くも初めまして
 
病棟にずっといるわけではないので新しい病棟に行く際はまた人間関係を一から構築していく必要があります。最初はお互い「どんな人なんだろう…」と身構えてしまいますが、これも2週間も経てばなんとなく距離感もわかってくるもの。とりあえず最初の2週間は頑張ってみましょう。できれば笑顔で挨拶は誰にでも自分からすると仕事しやすくなると思います。

3、就業制限がない方が望ましい。
 
応援ナースは常勤とは違い、人手を求めているところに即戦力として派遣されるので、できるだけ勤務に制限がない方がいいかと思います。ただ、日勤だけがいいや特定の日に休みが欲しいなどの希望がある場合は面接時に希望を伝えてみて要望が通るかを確認してみましょう。勤務することが決まってから、そう言った要望を伝えるのはなかなか勇気が要りますし、事前に要望を伝えておくことは勤務表を作る側への印象も違ってくると思います。

 他にも色々メリット・デメリットがあると思いますが、私が思いつくのはこの辺りでしょうか。
 デメリットと書きましたが、自分の知識の幅を広げたり経験をするという意味ではメリットにもなりうることだと思います。実際、同じ病院で長年勤める経験の積み方もありますが、色々な病院で働くことはまた別の意味で経験になると思います。自分にはどういう働きが合うのか、自分で考え実行に移してみる。それが大事かなと思います。

 それでは本日はこの辺りで。

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