生成AIで業務効率化
生成AIで行効率化を図っています。
使い始めた当初は、「生成AIに文書を作らせると仕事が早く済むのでは!?」と思い、生成AIとチャットしながら文書を作成していました。
ところが、そんなに精度が上がらないんですよね、、、
ある程度大枠は作れるので、「とにかく何かはじめなきゃ」という段階ならまあ役に立ちますが、結局、記述については大きく修正をしなくてはならないため、そこまで効率化は図れません。
もちろん、「指示の仕方が問題なのでは?」と考えて指示構文づくりもやってみました。しかし、この構文づくりに時間がかかり、作らせた文書を校正して、という流れは試してはみたものの、あまり賢いやり方とは思えないので止めました。
確かな情報を処理させる
そこで、今は信頼性のある情報を要約させたり、自分の書いた文書を校正したりといったアシスタントに使っています。この使い方はかなり便利です。某〇教委からやってくるやたら長い文書の中身を効率よく把握したり、一人で仕事をしていると見落としがちな誤字脱字やおかしな表現をAIが修正してくれます。生成AIに一から作らせると適当な回答が来ることも多いですが、正しい情報をもとに処理させるとそういったことも起きません。そして、当然ですが人間よりも処理がめちゃくちゃ速い!
もう一つ活用しているのがフォームで回収したアンケートの整理や分析です。
アンケートの整理や分析に活用する
一人一台端末を活用するようになって、アンケートをフォームで回収するようになりました。集まった回答はすぐにグラフとして概要を確認できますし、Googleスプレッドシートで表計算の処理もできます。ただ、やっぱりここの処理に時間もかかるし、面倒なことも多いです。
そこで、生成AIに分析させます。例えば、次のような指示をよく使います。
・以下をテーブルにして
・以下をリストにして
・以下を分類して
例えば、担当する児童に興味のある職業についてアンケートをとりました。集まった回答はシートにばらばらに入っていますので、集計には骨が折れます。
これを生成AIに処理させます。指示はこうです。
「以下の内容を集計して、結果をテーブルにして」
この指示の下に、Googleスプレッドシートの結果を貼り付けます。
生成AIによるまとめが以下です。1つ注意しなければ、生成AIは結構適当なので、数字は正しくない場合があります。ただ、何となくの傾向はつかむことができます。
でも、この表だと少し、職業がばらけ過ぎていてわかりにくいです。そこで、「10に分類して」と追加で依頼します。
先ほどのものよりも、傾向を掴みやすくなりました。
今はたまたま職業アンケートで紹介しましたが、同じ指示を別のアンケートでも使っています。
例えば、理科のふり返りに対して、使ってみました。
疑問や不明点については、もう少し、具体的に把握したいと思ったので、「疑問や不明点をリストにして」と追加で指示しました。
生成AIを活用すると校務の効率化だけでなく、授業改善、もっというと児童の振り返りの書かせ方も変わってくると感じています。
ま、いろいろ試しながらいい使い方を模索していきます。