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新人議員向けの勉強会を開催してみた話〜①序章〜

令和3年11月の霧島市議会議員選挙では、定数26名に対して37名が立候補。
そして、9名の新人議員が誕生しました。

※霧島市議会だより 令和4年新春号より

新人とは言っても、年齢や背景はさまざまです。
現在の全体の年齢構成は、40〜60代を中心の組み合わせとなりました。

霧島市議会議員の年齢構成(令和3年の改選後)

ちなみに、霧島市全体の年齢別の人口構成は、このような感じなので、(被選挙権が26歳からということを考えると)、わりとバランスの良い年齢構成になったのかなという印象を持っています。

霧島市の年代別人口の割合(令和4年1月1日現在)



さて、議会は「合議制」で成り立っています。
市長から提案された議案を、様々な意見をもとに「話し合いで決めていく」ということになります。

選挙で選ばれた一人一人が、それぞれの目線でしっかり市民の意見を表現できることで、民意が反映された市政につながっていきます。

ところが、そこに大きなハードルがあります。

まずは、話し合いをスムーズにすすめるために、言葉も難解な、さまざまなルールがあります。市議会会議規則 などはその一部です。
※リンク先は全国市議会議長会のホームページ

このルールを理解しないと、
・質疑のタイミングを逃したり、
・ベテランから注意を受けたり、
・質問と答弁が噛み合わなかったり、
・意見がとてもたくさん出て盛り上がり、時間がかかったのに、読み返すと肝心なことが聞けていなかったり、と
議員個人としても、議会全体としても残念な結果になってしまうことがあります。

また、審査のための資料も膨大にあります。

令和2年度の当初予算関係の資料


これらは行政独特の書き方なので、私自身も慣れるまでは、どこにどんなことが書いてあるのか把握するのも大変でした。
また、企業の会計とは全然違うお金の動き方をするので、かなりの違和感があります(私は、いまだに慣れません)

こういった文化の壁(^^;)を地味に乗り越える必要があります。

「フレッシュで新しい議会になってよかったね!」と言えるかどうかは、
「基本的なやり取りができる状態に、一刻も早く持っていく」ことにかかっています。
それで、新人議員さんたち向けの「基本の基本」の勉強会を企画することにしました。おせっかいおばちゃん発動です。

実際どんな内容を企画したか、続きはまた次回に。

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