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新型コロナワクチンの接種スケジュール

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新型コロナウイルスワクチン接種の全体スケジュールが更新されました(2021年6月12日現在)

今回公表された中には、市議会や各種団体からも要望があった「優先接種」分のスケジュールも含まれています。

個人的には、いくつかの点において、少し好感を持っています。

①重症化しやすい高齢者に接することが多い職種・長時間一緒に過ごす集団にかかわる職種を、優先順位に含めたこと

昨夏の臨時議会代表質問や、そのほかの機会でも繰り返し要望してきました。特に訪問介護等のサービスや、集団に接する保育・教育分野の方々は、今もピリピリしながら業務をこなしていらっしゃいますし、「移してはいけない」「クラスターを起こしていけない」というプレッシャーは相当だったと思います。希望者に迅速に対応できるよう、応援したいと思います。


②クラスター発生した場合に、大きな影響を受ける業種を広範囲に含んでいること

・・・飲食業・観光業・タクシーなどを生業としている人たちは、対面で不特定多数を相手に仕事をするため、常に「感染する可能性」「感染した場合にうつしてしまう可能性」について、とても責任と不安を抱えていらっしゃいました。本市の状況に合わせての判断は評価できると思います。


③現時点で妊婦への接種を優先順位の上位に位置付けなかったこと。

子どもたちへの接種を優先順位の上位に位置付けなかったこと

重症化率・死亡率は、ダントツで高齢者の方が高いことがわかっています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html

12歳からの接種可になったことで、すぐに子供たちの集団接種の方針を出した自治体もあるようです。しかし、子どもはかかっても重症化しないこともわかっています。多くの人の命を守ることを最優先と捉えた場合、急ぐべき優先順位は、高齢者とかかわる方々だと思います。

<参考>島根県雲南市では、高齢化率が高いことから、「重症化率の高い80代から年齢別の優先順位をつけて摂取」を進めています。https://www.fnn.jp/articles/-/187375

もう一つ。現時点では、長期で見た胎児へのリスク、生殖等への影響が明らかではありません。子どもさんや妊婦さんにおいては、中長期の安全性が不透明であることをご本人たちが理解するための情報提供と、それぞれの選択を尊重しやすい「個別接種」が大切だと思います。

要するに、子どもや妊婦さんについては、慎重に判断した方がいいとのでは、というのが私の考えです。



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