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【農泊・山梨】農家民宿 古民家宿なかや

こんにちは!
都内で1歳9ヵ月の子どもを育てている会社員、やまくぼです。

旅と自然が大好きな私。子どもと一緒に自然を楽しめる旅がしたな~と思い農泊の旅を始めました。

今回訪れたのは、山梨県北杜市にある「古民家宿なかや」さん。なかやさんは、江戸時代に建築された農家体験民宿。囲炉裏や縁側などでのんびりした時間が過ごせそう。楽しみだな~

山梨に向けて出発~中央線、秋の旅

紅葉の秋が始まったね~。

夫と娘、そしてわたしの3人で山梨へ向かいます。今回は車じゃなくて電車。下車駅は中央本線にある長坂駅。都内から鈍行電車で3時間ほどです。特急に乗れば2時間半で着きますが、急ぐわけでもないのでのんびり行きます。11月12日のこの日。車窓からは赤や黄色に色づいた山々が見えます。

長坂駅と日野春駅から、古民家宿なかや周辺に着くバスが出ています

長坂駅からは、北杜市民バスに乗ります。イエローライン右回りの9番!2時間に1本くらいのペースで運行しています。料金は一人200円でタクシーより全然安い。13:15に乗車し、バスに揺られること20分弱。「たかねの湯前」で下車しました。

時間があったので、バス停の近くにあった公園で遊んだり
「たかねの湯」温泉に入ったりしました。

たかねの湯は市外の人だと料金830円。サウナあり。古民家宿なかやさんはここから車で10分ほど。宿を営んでいる大塚さん、「たかねの湯」まで車でお迎えに来てくれるんだって。ありがたい。

江戸時代建築の「古民家宿なかや」、おじゃまします~!

大塚さんが迎えに来てくれて、本日の目的地である古民家宿なかやさんに到着!周辺の山は赤く色づいて綺麗だなー。干し柿も吊るしてある。さっそく秋を感じます。

おうちの中におじゃまします!土間に薪ストーブ、縁側があって映画で見たような昔懐かしいおばあちゃんちのような雰囲気です。外国人の方もよく泊まりにくるそう。

広い和室がたくさんある。
お布団敷いてお昼寝するわよー

大塚さんご夫婦は、ここから徒歩2分くらいにあるご自宅に住んでいるんだそう。ごはんの時や、他にも何かあればすぐ来ますと言ってくださいました。

トイレなどの水まわりはとってもキレイで快適です

「古民家宿なかや」周辺をお散歩

夕飯まで時間があるので、のんびり歩きに行きます。

いってきまーす
夕焼けの南アルプス

古民家宿なかやから歩いて10分程のところにおいしい学校という施設があります。お土産や美味しそうなパンがあったり、お風呂もあります。

※おいしい学校
【入浴料金】大人420円、子ども210円。安い!
【営業時間】土日祝 13:00~21:00受付終了、22:00閉館。

古民家宿なかやさんにはお風呂がありません。田植えの時期は、泥んこになった子どもが入れるようにドカン風呂を用意してくれる時もあるみたいですが基本はないです。なので、近くの温泉でゆっくりするのがよさそうです♪

囲炉裏でいただく夜ごはん

古民家宿なかやには囲炉裏があり、夜ごはんはこちらでいただきます。大塚さんが、お野菜やお魚をじっくりと焼いてくださいます。

椎茸、ピーマン、おいしい、噛みしめる

お野菜やお魚が焼ける間、大塚さんといろんなお話をしました。大塚さんは、2011年の東日本大震災をきっかけに40代で仕事を辞め、奥さんと一緒にこの北杜市に移住してきたんだそう。

北杜市に移住して約10年の大塚さん。穏やかなまなざしと口調でとっても安心します。

パチパチと火の音を聞きながら、静かな時間が流れます。じっくり焼くのでゆっくりお話しできるのが嬉しいな。

さんまが焼けた。ちなみに娘は疲れて寝てます。そろそろ起こそう…

東京の暮らしと北杜市の暮らしを両方知っている大塚さん。「何に手間と時間をかけるか」が違うといったことをポツリとお話されていたのが印象的でした。

娘も食べれるようにとホウトウを用意してくださいました。

起きてきた娘、ホウトウと柿をほおばりお腹いっぱいになった模様。動き回る子どもの場合は、囲炉裏に落っこちないように気を付けましょう…!

ホウトウ……あったかい

静かな夜ごはん(娘が起きてからはキャーキャー)に心満たされ、ゆっくり眠りにつきました。

おはよー秋のさわやかな朝!

紅葉の周辺のお山たち

ぐっすり寝た~。朝晩はかなり冷え込みますが、ストーブでお部屋を暖めていたのでぬくぬくでした。真冬は湯たんぽも貸してくれるみたい。

早起きの娘。猫の「かんすけくん」を探します。
かんすけくんにエサをあげられて、嬉しそうな娘

秋の冷たくて澄んだ空気が気持ち良いな~。

柿がたわわ
南アルプスが見えるよ。むかしはお母さん登ってたんだよ。

ちょっと近所を散策。朝ごはんの時間だ。お腹空いた。戻るよー

縁側でのんびり朝ごはん

朝ごはんは、外の景色がよく見える縁側のある和室でいただきます。

お味噌汁の味噌は大塚さんお手製!!

あったかいごはんとお味噌汁、そしておかずさん。いただきま~す。お米は、大塚さんがすぐ近くの田んぼで無農薬でつくったものだそう。田植えや稲刈りの時期にも来てみたいなぁ。

静かな朝の風景。ホッとする時間。

ヨーグルトのブルーベリージャムも、大塚さんが育てたものを使っているんだって。ひとつひとつ、味わって、噛みしめながらいただきました。おいしくて、あったかくて、食材と空間に癒された。ごちそうさまでした。

お待ちかねの農業体験~!

朝ごはんを食べたあと、歩いて2分くらいのところにある大塚さんのご自宅付近に移動して農業体験です!!11月のこの日は柿とキウイの収穫をすることになりました。

柿を採る夫と、カゴを背負う娘
腹だし娘

渋柿と甘い柿の両方を収穫しました。渋柿はお酒を塗って1週間くらい保管すると甘くなるみたい。東京だと湿度が多くて干してもカビちゃうらしい……。次はキウイ。

キウイがわさわさ実っています

キウイってこんな風に育つんだ!知らなかった。

え、わたしめっちゃ変な顔してる

娘もキウイ収穫体験~!!

たくさん採れたね。電車なので持てる分だけお土産に。

キウイはまだ酸っぱいみたいで1週間くらい経ったら食べごろらしい。リンゴと一緒に保管するといい感じに甘くなるみたい。知らなかった……!

「かき、おっきぃ~」と落ちていた柿を拾う娘
ブルーベリー畑も広がります。収穫は夏頃って言ってたかな?

さようなら、古民家宿なかやさん~。また来ます!

収穫体験を終え、採れたての柿をテラスでいただきました。

娘には小さく切った柿。すーごい食べた

さて、名残おしいけど帰路に着きます。

陽の当たる縁側が本当に素敵だったなぁ
古民家なかやの前で記念撮影!

さて、車がないわたしたち。大塚さんに八ヶ岳の麓である清里駅まで送っていただくことにしました。(送迎料あり)今日はパン祭りがあるらしいので、寄り道して帰ってみよう。今回は清里駅を選びましたが、長坂駅や小淵沢駅にも送ってくれるとのこと。

リフレッシュしたい方、移住したい方、昔ながらの暮らしを体験したい方にぴったり

古民家宿なかやさんは、10年前に移住した大塚さんが切り盛りしています。同じように移住したい方、二拠点生活したい方の相談にも乗ってくれるみたい。

なかやさんはfacebookに近況をよく投稿しています。のぞいてみると行事や季節を感じられて楽しいです!のんびり過ごすのにも最適な古民家宿なかやさん。他の季節にもまた行ってみたいなぁ~

ほのぼのした時間が過ごせました。ありがとうございました!

ホッとできる田舎がまた一つ増えた感覚。都会の生活に疲れたらいつでもここに来ちゃおうっと。古民家宿なかやさんで、たっぷりと優しい気持ちとエネルギーをいただけた週末でした。わーい

〈料金〉
宿泊(1泊2食) 大人1名/6000円、子ども1名/2000円(年齢、内容による)
農業体験 1名1000円
送迎 3000円
※冬期暖房代(12月~3月 1名/500円)
今回は3人で2万円ちょうどでした~!

(古民家宿なかやさんには、2022年11月12日~13日に滞在しました!)


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