山古志への想い
新潟県長岡市にある旧山古志村
四方を急な斜面の山々に囲まれ、信じられないくらい多くの雪が積もる山古志。
初めてこの地を訪れた人の中には「なぜこんな山奥に人が住もうと思ったのだろう?」と、思う方も少なくありません。
しかし、この山中での暮らしが、山古志独自の文化を育んできました。
「牛の角突き」や「錦鯉」といった伝統は、この地で暮らす人々が生み出した、山古志の人々にとっての誇りです。
豪雪の中、辛抱強く春を待ち、伝統を守り、引き継いできたからこそ、暮らしに根付き、欠かせないものとなりました。
時代が移り変わった今もなお、山古志の人々は自然と向き合い、誇りある伝統を守り、無理のない範囲で日々を大切にしながら暮らしています。
その山古志に暮らす人口は770人にまで減り、今この時も減り続けています。
過疎、少子、高齢化、の言葉にある課題はそこに暮らす人たちだけでは支えきれない大きなものになって、歩きやすい歩道や道路脇の雑草、青々としていた田んぼは放置され、保育園がなくなり建物もそこで働いていた人も働く場所も、減り続けています。
たくさんの方に来ていただきたい
でもたくさんの対応ができない村
だからこそ、人を介さずともその文化と歴史をお伝えできる観光の道筋を見つけたいと考えています。
中越地震での全村避難という大きな決断から、
また山古志に戻り、文化を繋ぎ、歴史を語り、美しい景観を人の手によって作り上げてきた強さ
この人たちの生き様を感じていたい
美しいものが美しいままでいてほしい
その思いを込めて、誰もがそこ行けば笑い合えるリアルの繋がりを作りたい
botでもない、単なるデジタルデータでもない山古志の遊びを体験してください。
観光ど素人が取り組むツアーに、あたたかくも厳しい目でご理解とご協力をいただきたく、応援の心をよろしくお願いいたします。
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