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ウイルス感染した犬、約100匹を安楽死。アメリカの動物保護施設が発表
メンフィス動物サービス局でのジステンパー流行による危機
メンフィス動物サービス局で、ジステンパーが大規模な流行。
すでに100匹の犬が安楽死させられる事態。
動物保護施設の職員は流行を食い止めるために対策を強化。
施設では当面の間、犬の受け入れを停止する予定。
ジステンパーとは?
ジステンパー(犬ジステンパーウイルス/CDV)は、呼吸器・消化器・神経系に急速に影響を及ぼす。
非常に感染力が強く、特に保護施設のような環境では致死率が高い。
この病気の拡大を防ぐため、動物保護団体「All Fours Rescue League」のスージー・ホレンバック氏は、避妊・去勢手術の重要性を訴えている。
※過密繁殖、過剰飼育を防ぐ
感染拡大の経緯
・昨年12月に保護された11匹の子犬が感染源となった可能性が高い。
・感染が広がり、100匹の犬が影響を受けた。
・最近、新たに感染した犬が確認され、施設の運営が一時停止が決定。
感染拡大の要因
・メンフィスの野良犬の数が急増していることが原因の一つ。
・野良犬は生き延びるために野生動物を捕食することがあり、そこからウイルスに感染する可能性がある。
・前政権下のメンフィス動物サービス局では、施設の収容数を制限した結果、野良犬の増加を招いた。
・加えて、昨年14人の獣医が辞職し、施設の管理能力が低下していたことも影響したと考えられる。
現在の対応策
・感染した動物の隔離
・施設の消毒・衛生管理の強化
・追加の医療支援の要請
市民への注意喚起
ホレンバック氏は、市民に対してペットを外に放さないよう警告。
「ワクチン接種済みの犬でも感染する可能性があり、十分な注意が必要」と強調している。
まとめ
・動物保護施設でジステンパーの大規模感染が発生し、100頭が安楽死。
・感染源は昨年保護された11匹の子犬と推測。
・野良犬の増加が感染拡大の要因。
・施設の収容制限や獣医師の辞職も影響。
・現在、施設は受け入れを停止し、感染対策を強化。
・市民はペットを外に放さず、感染予防に努めることが求められる。
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