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【投票】食欲が落ちたときに試してみること…

腎臓病のねこさんの食欲が落ちた時、飼い主さんはどんな工夫をされていますか?

投票結果によると、「療法食の種類を変えてみる」という対応が最も多く、全体の44.6%を占めました。

続いて、「療法食から一般のフード(総合栄養食)に変える」「今までのフードにおやつやちゅーるをトッピングする」という回答がともに25.3%となり、猫の食欲を引き出すために工夫を凝らしている飼い主が多いことがわかりました。

「特に何もせず食べ始めるまで待つ」と答えた方は4.8%と少数派でした。

お茶パックを利用した香り移し

コメント欄には、さくらさんから「お茶の葉を入れる袋にかつお節を入れて、フードの上に置く」という具体的な方法が紹介されました。

この方法では、かつお節の香りだけがフードに移るため、猫が興味を持って食べてくれることが期待できます。このような工夫は、香りに敏感な猫にとって非常に効果的であり、試す価値があると考えられます。

私自身も、同様の方法をフードメーカーの担当者から伺ったことがあります。療法食に対する猫の好みは個体差が大きいため、香りを工夫することで食欲を引き出す方法は多くの飼い主さんにとって、有用な情報です。


療法食のパッケージにはメーカーのサポートセンターの電話番号が記載されていることが多く、必要に応じて獣医師に相談できる場合もあります。

このようなサポートを活用し、適切なアドバイスを受けることで、猫の食欲改善に繋がる可能性があります。

腎臓病の猫にとって、食事は非常に重要な要素です。適切な食事管理は、病気の進行を遅らせるだけでなく、猫の生活の質を向上させることにも繋がります。

食欲低下は腎臓病の進行や、他の健康問題のサインである可能性もあるので、早めに獣医師に相談することが推奨されます。

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山本健二(Kenji Yamamoto, 獣医師やまけん)
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