見出し画像

起業すると社外のチームで動くことが増えてくる。チームの一員でいるために、各々が成長する。

会社員から起業すると、当初ちょっと寂しさを覚えるかも知れません…少なくとも僕は、「一人で何もかも決めて行かなければならない」という事実を29歳の身に感じて、自由を感じると同時に寂しさも感じていました。

会社員時代は

会社員として仕事していた頃は、部署ごとが連携していたので自分の配属されている部署の仕事に専念していれば仕事が回っていくことが多かったように思われます。

客先との調整はもちろんですが、対お客さん向けの対応と同時に社内連携の調整に関する重要度が高かったように記憶しています。

会社としての「敵」が明確になっている時は、ライバル企業を出し抜くために社内で知恵を出し合い、連携しながら一丸となって対策を練っていきます。

売上を追いかけるときは、部内のチームとか課員、班員などの単位で行いました。

会社に所属しているとバックアップ体制を仕組みとして提供してくれるので、自分のやるべきことが明確になります。

業務は次の担当に引き継いでしまえば、むしろ、推進部隊とかバックオフィスメンバーがきちんと機能できるかどうかの調整に心を砕くことが多くなるのです。

まぁ…その調整がうまくいかないから、若い頃の僕は会社を飛び出してしまった部分というのもあるんですが…

企業にいるときと起業してからではだいぶ働き方が変わります。

起業すると

起業すると、自分の会社の社員以外の人をうまくチームとして組織し、機能させることで、いろいろな局面に立ち向かうというのが増えてきます。店や会社の細々した問題からちょっと大きな規模感のプロジェクトまで。

一人で仕事をしている時とか、自分以外のスタッフがバイトとかパートさんしかいない頃。バックオフィス業務や社内の突発的な問題は全て…社長である自分が対応しなければなりません。

僕の場合…起業して、自分の後ろ盾がなくなったのだと実感した一番最初のタイミングは「社内LAN」の敷設でした。

困ったことがあれば、自分の人脈の中からそういうことに精通している人を探して相談しなければなりません。その人で対応できない場合は、近い知識を持っていそうな人を見つけ出して、別の人を紹介してもらわなければならないのです。

僕が起業した15年くらい前はまだ、社内無線LANとか無料Wi-Fiなんかが一般的ではない頃の話。さまざまな問題が突発的にやってきて、毎週のようにピンチが訪れました。

そういう中で、従業員を守りながら売上を確保して、先のビジョンを示して突き進む。時には、自分の給料が出なくっても突き進まなければならないものなのです。

自分が信じた社会を、自分の事業で実現させるために…めちゃめちゃ体力がいることだなぁと、いま振り返っても感じます。

実際に寝ないで3日間、当たり前のように働いた日もありました。そうやって、会社が成長してきて、「やっと、仕事を分担できるようになったなぁ」と思ったら…横領されてしまい、穴埋めと訴訟手続きの調書作成で1ヶ月シャワー浴びるためくらいしか家に帰れない時もありました。

ちゃんとした知識を持たないで起業してしまうと、しなくてもいい苦労をたくさん抱え込んでしまいます。

異業種の友達とチームを組んで仕事する

そういう時に本当に助かったのは異業種の友達でした。

経営者は、異業種の仲間を持ちいざという時に助け合える関係を持っていることが大切です。

時にお客さんであったり…一緒に仕事をするパートナーだったり。

社内だけでは処理できない課題の多くを経営者の仲間たちが助けてくれました。

今は、いくつかの事業とかプロジェクトを手がける時にそれぞれの業務にあたるチームを作って事に臨むようにしています。

一緒に稼働するチームは、すべての業務を分担してくれるわけではないのですが、社内では抱えられないような特別なスキルを持っているメンバーだったりすることがあります。

経営者同士なので、雇用するとかしないとかではなく、目標としている部分が共有できるかどうかを基準にチームを組むのですが…「給料を支払っているから、命令を出せば動いてくれる」社員とは話が違います。

頭ごなしに仕事をやらせようとしても全然うまくいかないですし、それぞれの能力の把握が大切になってきます。

また、達成しようとしているミッションが明確でなければなりません。

みんなにとって、かくぁるメリットのある事業を提案したり企画したりすることができないとチームは機能しないですし、チームのメンバーが離散していきます。

自分自身の知識や能力、企画をアップデートし続けないとチームで経営者同士とか、フリーランスの優秀な人との事業は進められないものだとおもいます。

起業してからのスキルと、起業する前のスキルでは違うものを育てなきゃいけないですし、違う成長が望まれます。そして、常に成長し続けないと経営者同士のマッチアップでは戦力外通告を出されてしまうのです。

会社の場合は…使えない上司になってしまっても部下は黙って我慢していてくれますよね。経営者同士だと、相手をしてくれなくなります。下手したらLINEの既読スルーやブロック、優しい人だったら体のいい断り文句で「ごめんね~今回はタイミング合わなくって。また次の時にはぜひ誘ってよ」って笑顔でかわされてしまうのです…

いいなと思ったら応援しよう!

やまけん
よろしければ、サポートをお願いします。どんな記事を書いていけば皆さんの役に立てるのか…試行錯誤しながら僕の経験を発信していきます。