新刊のご案内【2024年2月発売】『IT'S ELEMENTAL さぁ、化学に目覚めよう』など7冊
春の足音が聞こえ始める2月です。
今月のヤマケイの本では、春の散歩のおともにオススメな身近な樹木図鑑から、じっくり読みたい化学読み物まで、ご紹介いたします。
※発売日はAmazonなどWEB書店の日付に準じます。
<2月13日発売>
『ベニシアの「おいしい」が聴きたくて』
梶山 正著
2023年夏、ベニシア・スタンリー・スミスさんが京都大原のご自宅で亡くなりました。
64歳で発症したPCA(後部皮質萎縮症)が進行し、亡くなる72歳までの8年間のベニシアさんの日々の様子を、夫である梶山正氏がつづったエッセイ集です。
徐々に目が見えにくくなり記憶が薄れてゆく中で、悪戦苦闘しながら介護を続けた正氏の葛藤の日々が赤裸々につづられています。
彼女が日本人の心の中に残したものは一体何だったのでしょうか。
本書は亡くなるまでの7年間の足跡を追う貴重な一冊です。
<2月13日発売>
『伝統の和もようぬりえBOOK』
四方 彩子絵
ぬりえの定番である、和のもよう。
本書では、日本の四季折々の花や美しい風物をモチーフにした文様をぬりえで楽しめます。
長寿や子孫繁栄などの意味をもつ縁起が良い吉祥文様のぬりえも盛りだくさんです。
桜や菊、鶴や七宝……、四季の和もようと吉祥文様をたっぷり収録!
<2月16日発売>
『ヤマケイ文庫 植物のプロが伝える おもしろくてためになる植物観察の事典』
大場 秀章監修
博物館や植物園で働いてきた植物学の専門家が伝える知られざる植物のすがた!
「虫のオーダーメイドでできた花」
「同じ水草が姿形の異なる葉っぱをつけるワケ」
「敵を死にも至らしめる、植物の化学兵器」
「植物はなぜ毒を持つ?」
などなど、読めば植物観察がいっそう楽しくなる全83編の特別レクチャーです。
読めばおどろき、身近な花や草木を見る目が変わる知識や視点が満載!
<2月19日発売>
『散歩道の図鑑 あした出会える樹木100』
亀田 龍吉著
初心者向け図鑑シリーズ「散歩道の図鑑」。
街路樹や庭木、公園に植えられる、いちばん身近な樹木100種を選抜。
きれいな花が咲く樹木や気になる実がつく樹木、紅葉が美しい樹木も紹介します。
わかりやすく覚えやすい各種のキャッチフレーズや、特徴が一目でわかる写真を掲載し、これから植物観察を始めたい人に寄り添った図鑑です。
観察ポイントや雑学を盛り込んだ解説は、お家で読んでも楽しめます。
軽くて片手で持てるコンパクトサイズで、お散歩のお供にもぴったりです。
散歩道の図鑑シリーズ、既刊はこちらから!
<2月19日発売>
『育てやすい&たくさんとれる 一坪ミニ菜園入門』
和田 義弥著
ちょっとしたスペースが畑に変身!
耕す手間なし、除草も楽。空いた時間ですぐできる!
一坪(畳2枚分)のミニ菜園の作り方と使い方、人気の定番野菜64種の育て方をまとめた、ミニマムな野菜づくりが丸ごとわかる決定版!
家庭菜園専門誌の人気連載から生まれた「一坪ミニ菜園」は、1坪のスペースに16のマスを作り、ワンシーズン16品目、年間32品目を効率よく育てられます。
育てやすく、たくさんとれる! 家庭菜園がおもしろくなること間違いなしの菜園術です。
<2月28日発売>
『IT'S ELEMENTAL さぁ、化学に目覚めよう 世界の見え方が変わる特別講義』
ケイト・ビバードーフ著、梶山 あゆみ訳
ニューヨーク・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル絶賛の全米ベストセラー
たとえば朝、目覚めのコーヒーを飲むときにカフェインが体内でどのように眠気を覚ます?
コーヒーを美味しく入れるために湯を沸騰させてはいけない理由とは?
シャワーを浴びるときに使うシャンプーの成分の機能を知ってる?
じゃあ、日焼け止めを塗ることで紫外線を防げる理由とは?
テキサス大学教授として文系の学生に向けた授業を担当し、自他ともに認める化学オタクの著者が、高校から大学の教養レベルで学ぶ化学の基本原理と、日常にあふれる化学反応をわかりやすく、ユーモアたっぷりに紹介します。
掃除をしたり、運動をしたり、バーでカクテルを飲み、愛する人とベッドに入るまで、実は化学が身近で親しみやすい存在であることを感じられる一冊。
元素周期表の見方についても詳しい解説があり、化学を学ぶ学生にも、学び直しをしたい大人にもおすすめです。
<2月28日発売>
『現代アートを続けていたら、いつのまにかマタギの嫁になっていた』
大滝 ジュンコ著
「アートなんてやっていていいのか」
3.11以来、自分の活動に行き詰まりを感じていた現代美術家が、ひょんなことからマタギの村へ。
濃密な自然と濃厚な人間関係にほだされ、いつのまにかマタギ頭に嫁いでいたその日々をしなやかな文章で綴り、多くの人に勇気を与える傑作移住日記の誕生!
山熊田に移住して、マタギ頭の家に嫁いだ著者が本書で訴えたいのは「消費社会にはない選択肢がここにはある」ということ。
山熊田では四季というサイクルのなかで同じことが繰り返されています。
それこそ人間本来の生き方ではないか、と著者は問います。
令和の傑作移住日記の誕生です。
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今月もヤマケイの本を、よろしくお願いいたします!