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田舎に住みたい。
1ヶ月の夏休み。
岐阜県の石徹白という場所で過ごした。
石徹白洋品店で草木染めのお仕事をしたり、STARSの仕事をしたり、
川に足をつけて涼んだり、トウモロコシとスイカを沢山食べたりして。
いつもすぐにたのしむことができるカフェのコーヒーやそこでの時間、
足りない、と思った食材を買いに行けるスーパー、
オーガニックのコスメ、などなど
いつもの町での生活は、ありがたいことなんだなあ。思っていたよりも、夢のようなものが溢れる世界なんだなあと感じることがたくさんあった。
石徹白には何度か訪れているけれど、感じ方が変わってきている。
前は山の中に暮らすことにとても憧れていたので、都会を批判したりしていた。
でも、私は都会で出会った素敵な人や、素敵なものにも惹かれるし、便利なものも本当に豊かだと感じている。
山の中の自然には心がオープンしてもらっていて、ラクな気持ちで居られるし、バランスを取ってくれていることもある。草木や野花や、川の流れなど、自然のあらわれがとても美しくて心が潤う。
時を経て、今は混じり合った中でどちらともの良いところと苦手なところが見えるようになった。
どちらもよいし、どちらも問題ないし、どちらもただあるだけ。
そして、どこに居ても、わたし自身には変わりない。
『田舎に行ったら変われるかも。』という幻想は今回の滞在で砕けた。
染めの仕事で、とても鮮やかな赤色の布を作ったり
トウモロコシを使ったパンを作ったら、みなさんに喜んでもらえたり
ゆっくり流れる時間の中で、心がぽっと温まる日常を過ごせたなあとうれしく思います。
何より何より、自然の中で体と心が浄化されたなあと感じています。
どこにだって、愛な自分で。