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ROEの分解、企業価値の本当の意味、デュポンの公式を説明しまーす

ROEって有名よね。
リターン・オン・エクイティ。
日本語だと、自己資本利益率

$$return/equity$$ 

 TeX表記がうまくいかな~い、なんでー、まぁ、いいや、純利益、割る、自己資本ですね。

つまり、その会社の最終利益、コストも利息も税金もぜーんぶ払って残ったプロフィット・ロス(損益計算書)の一番下の数字が分子よ。
分母は自己資本、バランスシート(貸借対照表)の左が資産、右が負債で、資産のほうが多い。その差ね。負債のほうが多い会社はつぶれているから。

それでこの会社の利益率は高いとか安いとかやるんだけれど、ほんとうはデュポン・フォーミュラ、デュポンの公式っていうのを理解しないといけないのよ。
それがコレ。

$$/frac、いやあ、もうTeXはヤメ。英語でかっこよくやろうと思ったけれど、エラーばっかり。日本語のサイトからコピーアンドペーストする。

ROE =(純利益÷売上高)×(売上高÷平均総資産)×(平均総資産÷平均株主資本)

ケガの功名、こっちのほうが分かりやすいかも。

よく見て。

第1項の分母と第2項の分子、第2項の分母と第3項の分子がキャンセルできるでしょう?

約分?だっけ?

とにかくキャンセルできるのになんでバラバラにするのか?
ここが大事なの。

例えば第2項、これは資産の回転率が分かるのね、どれだけ効率的に資産を売り上げに反映させているか。
同じように第1項は利益率、これがイチバン大事よねー
第3項はレバレッジ、どこまで自己資本でやるか、どこまで株主に頼るか、あんまり株主頼りになるのもアブナイしー

この説明で分かるかなー
デュポンの公式で検索すればもっと分かりやすいサイトがたくさんあるから参考にしてください。

とにかく投資判断や企業分析をするときにROEをみる機会があったら、単純にその数字の大小じゃなくて、影にかくれているこの公式があらわす3つの意味を検討しないと、「ほんとうのROE」は分からないと覚えておいてください。

まずは、当然、利益率、次に資本の回転率、そして財務のリバレッジの割り合い、と記憶しておいていただければ幸いです。

第1項 (純利益÷売上高) 利益率 ですよ、純利益を売り上げ高で割っているんですから。

第2項 (売上高÷平均総資産) 資本の回転率です、売上高が総資産に対して何回転しているか計算しているんですから。

第3項 (平均総資産÷平均株主資本) 財務のレバレッジ、梃子(てこ)ですね、会社の全部の資産のうち、どれだけが自己資本で、どこまでを株主に売っているか、ですから。
あんまり株主に売りすぎると、会社のコントロールがつきづらくなるから財務ブチョーなんかは、ここに気をつけますー

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