見出し画像

わたしの前に太陽のように:聖書をめぐる旅 12/10

12/10(金)
こんばんは!本日の通読箇所、歴代誌上11章と詩編89編はダビデが油注がれるという意味で、シンクロしていると思いました。1日に2章ずつ読み進めるのゆっくりした歩みですが、聖書を-じっくり読む中で、気づかされることも多いのが、この旅の醍醐味です。今日もご一緒しましょう。 

歴代誌上11章 

3イスラエルの長老たちは全員、ヘブロンの王のもとに来た。ダビデはヘブロンで主の御前に彼らと契約を結んだ。長老たちは、主がサムエルによって告げられたように、ダビデに油を注ぎ、イスラエルの王とした。

4ダビデはすべてのイスラエル人と共にエルサレムに向かった。この町はエブスと言われ、エブス人がその地の住民であった。

7ダビデはこの要害に住んだ。それゆえ、それはダビデの町と呼ばれるようになった。 8彼は町の周囲をミロから一周するまで築城して固め、ヨアブは町の他の部分を修復した。 9ダビデは次第に勢力を増し、万軍の主は彼と共におられた。

→歴代誌がバビロン捕囚から帰郷した人々の再生のために書かれた書物ならば、全員の一致点として、ダビデに油を注ぎ、イスラエルの王としたことが重要だったのかもしれません。
ユダの王であった時代7年間はヘブロンに住んでいましたが、
サウル王が倒れて、ダビデがユダとイスラエルの両方を治めるようになってからは、33年間エルサレムに住むようになったとのことです。
ダビデこそ、12部族が一つになるための拠り所なのだと思いました。
そして、ダビデの子孫からイエスキリストが生まれます。


詩編89編

エズラ人エタンの詩

3わたしは申します。
「天にはとこしえに慈しみが備えられ
あなたのまことがそこに立てられますように。」

4「わたしが選んだ者とわたしは契約を結び
わたしの僕ダビデに誓った
5あなたの子孫をとこしえに立て
あなたの王座を代々に備える、と。」

20あなたの慈しみに生きる人々に
かつて、あなたは幻によってお告げになりました。
「わたしは一人の勇士に助けを約束する。
わたしは彼を民の中から選んで高く上げた。
21わたしはわたしの僕ダビデを見いだし
彼に聖なる油を注いだ。

→この詩の作者エタンとは誰でしょうか?
調べてみると、歴代誌上6章に賛美リーダーの一人として、書かれているエタンではないかと思われます。

列王記上5:9では、エタンは知恵者として描かれ、ソロモンはそのエタンよりも賢いと比較の対象になっています。

彼が詩編で語ることは、不思議と歴代誌のダビデ王誕生と重なります。ユダとイスラエルを統一したダビデ、そして、賛美を中心とした礼拝を新しく始めたダビデは、神様に本当に愛された存在です。
神様の箱の前で、裸踊りをするダビデ、最後の最後まで自分の命を狙ったサウル王を討つことをしなかったダビデ、罪を犯した後に悔い改めたダビデ、人情味あふれるダビデの姿こそ、神様の前に受け入れられるものだったように思います。神様とのかかわりは、決して宗教くさいものではなく、命の交流そのものだったように思います。それは、神様との友情に近いものにも思えてきます。

36聖なるわたし自身にかけて
わたしはひとつのことを誓った
ダビデを裏切ることは決してない、と。
37彼の子孫はとこしえに続き
彼の王座はわたしの前に太陽のように
38雲の彼方の確かな証しである月のように
とこしえに立つであろう。」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?