大きな災いをもって:聖書をめぐる旅 1/18
1/18(火)
今日の聖書箇所は、子育てに失敗した家庭と、子育てに成功した家庭が出てきます。ユダの王ヨシャファトの長男ヨラムの歩みと、詩編128篇ではオリーブの若木のような子どもたちが出てきます。矢筒の矢のような子どもたちが育ったのは、どちらだと思いますか?
歴代誌下21章
4ところが、ヨラムは父の国を支配下に置いて勢力を増すと、自分の兄弟のすべてと、イスラエルの高官のうち何人かを剣にかけて殺した。
12次のような一通の手紙が預言者エリヤから彼のもとに届いた。「あなたの父祖ダビデの神、主はこう言われる。『あなたは父ヨシャファトの道、ユダの王アサの道を歩まず、 13イスラエルの諸王の道を歩み、アハブの家が淫行を行わせたように、ユダとエルサレムの住民に淫行を行わせ、またあなたの父の家の者、あなたよりも優れた兄弟たちを殺した。 14それゆえ、主は大きな災いをもって、あなたの民、あなたの子たち、妻たち、すべての財産を打つ。 15またあなた自身、悪質な内臓の病にかかり、それが日に日に重くなり、ついに内臓が外に出るようになる。』
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昨日の聖書箇所には、若い日に与えられた子どもは矢筒の矢のようだという箇所がありましたが、子どもを育てるのは、一筋縄ではいかないようです。あれだけ主に立ち返ることを実行したヨシャファト王の長男ヨラムが残念なことになっています。
長男として王位につくと、他の兄弟を皆殺しにし、敵の娘を妻としています。父が取り除いた聖なる高台をつくって、主ではなく偶像にささげものをさせます。
彼は、父親の姿の何を見ていたのでしょうか?
預言者エリヤから、1通の手紙が届きます。
「主は大きな災いをもって、あなたの民、あなたの子たち、妻たち、すべての財産を打つ。 15またあなた自身、悪質な内臓の病にかかり、それが日に日に重くなり、ついに内臓が外に出るようになる。」
この章では、ヨラムの声を聞くことなく、彼の最後につながります。彼は、手紙のとおり、内臓が飛び出す病に2年も苦しみ、苦しみ喘ぎながら死にます。そして、その葬儀では、他の王のように火をたかれることもなく、その遺体は王の墓には納められませんでした。
詩編128編
いかに幸いなことか
主を畏れ、主の道に歩む人よ。
3妻は家の奥にいて、豊かな房をつけるぶどうの木。
食卓を囲む子らは、オリーブの若木。
4見よ、主を畏れる人はこのように祝福される。
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今の時代に古いとか頭が固いとか言われそうですが、
私はこの妻の姿や、食卓を囲む子どもたちの姿というのが
好きです。
今日、親は仕事、そして子育ては家庭ではなく、学校、保育園・児童館、そしてわずかに地域となっています。
聖書の中で子育てを任されているのは、親です。そして、子どもたちは神様からの預かりモノです。
親が子どもを育てることをしなくては、誰が子どもを叱ることができるでしょうか。誰が、失敗から学ぶことを教えるでしょうか?誰が、人に謝ることを教えるでしょうか?
ただ、いろいろな事情でそれができない親がいることも確かです。
その方たちを支えられるような脇役でいたいと思います。
私の家庭も、まだまだ不十分でありますが、
今、聖書の御言葉に従って、豊かな房をつけるぶどうの木、食卓を囲むオリーブの若木を見たいと思います。
命のある限りエルサレムの繁栄を見
6多くの子や孫を見るように。
イスラエルに平和。