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王妃の冠を置き:聖書をめぐる旅 2/27

2/27(日)
ミスユニバースのコンテストのようなものがペルシャ国内で行われ、その中で美しく、王の目にかなったものが王妃になるという一大イベントに、エステルが選ばれます。彼女には、公にすることを禁じられたことがありました。箴言は、舌の使い方が語られています。
 

エステル記2章

17王はどの女にもましてエステルを愛し、エステルは娘たちの中で王の厚意と愛に最も恵まれることとなった。王は彼女の頭に王妃の冠を置き、ワシュティに代わる王妃とした。

 王妃ワシュティを位からおろしたクセルクセス王は、代わりの王妃を求めていました。そして、部下の進言で全国から美しい女性を集めて、王の目にかなうものを王妃とする計画が進んでいます。

 そこに、登場するのは、エルサレムから捕囚として連れてこられたユダヤ人家系の女性エステルです。彼女は、両親を失い、親戚のモルデカイの娘として育てられていました。王妃候補を探すお触れが全国に行きわたり、エステルもその候補の一人として、王宮に召されることになりました。モルデカイが彼女に伝えたことは、自分の属する民族と親元を明かさないことでした。捕囚として連れられてきたこと、自分の両親がいなくて、おじに育てられたことが彼女の将来を傷つけると思ったのでしょうか。
モルデカイの心配をよそに、エステルはクセルクセス王の好意と愛に恵まれ、王妃の冠を得て王妃となります。

 一方、モルデカイが王宮の門のところに座っている時です。王の私室の番人である2人が何かに憤慨してクセルクセス王を倒そうと謀っているのを耳にします。モルデカイは、それをエステルに伝え、エステルはそれを王に伝え、彼らの謀反は事前に取り押さえられました。

 異国の地にあって、その地の王に仕えているモルデカイの姿を見ます。これは、主にある民として、主の命令に仕えていたのでは、と思います。


箴言18章

7愚か者の口は破滅を
唇は罠を自分の魂にもたらす。
8陰口は食べ物のように呑み込まれ
腹の隅々に下って行く。
20人は口の結ぶ実によって腹を満たし
唇のもたらすものによって飽き足りる。
21死も生も舌の力に支配される。
舌を愛する者はその実りを食らう。

今日の箴言は、口、そして舌のことがたくさんありました。
ヤコブの手紙3章でも舌を制御することの重要性と難しさが語られています。
舌は、馬を動かすくつわであり、大きな船を動かす舵のようだと。
しかし、逆に言うとポジティブな言葉を発すると、ポジティブな結末が、主の御心を言葉にすると、主の御心が結末に現れるとも言えます。
非常に重要な器官を私たちは任されています。
いつも喜び、絶えず祈り、すべてのことに感謝する、今日でありますように!


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