神様が見られるところ:聖書をめぐる旅
1/5(水)
歴代誌下8章で、ソロモンは予定の神殿やイスラエルの領土を広げ、要所に拠点を築いています。
詩編115編は盾から考えさせられました。
歴代誌下8章
6更にバアラトと、ソロモンに属する補給基地の町、戦車隊の町、騎兵隊の町をすべて築いた。ソロモンはエルサレム、レバノン、および彼の支配下にある全地域に、築こうと望んだ町々をすべて築き上げた。
彼らの後、この地に生き残った子孫で、イスラエル人によって滅ぼされなかった者を、ソロモンは労役に服させ、今日に至っている。 9しかしソロモンは、イスラエル人を一人も自分の工事のために奴隷としなかった。彼らは、戦士、精鋭部隊の長、戦車隊と騎兵隊の長であった。
→ダビデに引き継がれた神殿の建築、さらにイスラエルの町を拡大し、ところどころに拠点となる場所を確保し、完璧な守りを築いたソロモンの様子がうかがえます。しかし、このソロモンの栄華は、ソロモンの代で終わってしまいます。
何が問題だったのでしょうか?
建物や軍事的な拠点はできましたが、ソロモンは主と共にいなかった・・・ということなのかと思います。
反対にダビデは、洞窟に住んだり、敵に追い回されたり、神殿をつくるには至りませんでしたが、主と共に歩んだ人物です。
もちろん、主の神殿を築いたり、拠点をつくって民を守ることも大事ですが、インマヌエル・神様と共に歩むことを止めてしまうと、それは中身のない箱だけのようなものです。
神と共に歩む、
心の王座に今日もイエス様を歓迎したいと思います。
詩編115編
1わたしたちではなく、主よ
わたしたちではなく
あなたの御名こそ、栄え輝きますように
あなたの慈しみとまことによって。
9イスラエルよ、主に依り頼め。
主は助け、主は盾。
10アロンの家よ、主に依り頼め。
主は助け、主は盾。
11主を畏れる人よ、主に依り頼め。
主は助け、主は盾。
→
世界大百科事典 第2版(平凡社)によると盾はshieldとも言い、相手の攻撃から身を守る防御具とあります。
教会の中では、栄光を神様にお返ししますという祈りがなされることが多いです。
善いことや、人からの賞賛、それらは神様からいただいたものなので、神様に栄光をお返しするという意味です。
今この聖書箇所を読みながら、これはある意味善いことがあったり、称賛後の攻撃から自分を守る手段なのかもしれないと思いました。
人に認められたり、称賛されることはうれしいことですが、逆にいうと敵の攻撃になりやすい側面もあります。神様を信じて歩むと、困難もありますが、神様の祝福を感じることもたくさんあります。それらを自分のものにせず、神様に栄光をお返しすることで、私たちは神様の盾の中に守られることにもなります。
主は盾、私たちは神様ご自身という盾の内側で、喜んでに生きる者でありたいと思いました。