オルナンの麦打ち場:聖書をめぐる旅 12/20
12/20(月)
聖書の中には、選ばれた場所があります。今日のオルナンの麦打ち場は、罰として3日間の疫病をもたらした御使いが立っていた場所です。この場所が、のちのある場所になります。詩編99編は、呼ぶと応えてくださる神様のすばらしさに思いを巡らせてみました。
歴代誌上21章
'ダビデはその土地の代金として金六百シェケルをオルナンに渡した。 ダビデはそこに主のための祭壇を築き、焼き尽くす献げ物と和解の献げ物をささげ、主に祈り求めた。主は焼き尽くす献げ物の祭壇に天からの火を送って答えられた。 主は御使いに命じて、剣をさやに納めるようにされた。 そのとき、ダビデは主がエブス人オルナンの麦打ち場でお答えになるのを見て、そこでいけにえを屠った。 '
→今日の聖書箇所は、難解です。
ダビデが人口調査をはじめたことが、神様の逆鱗に触れ、3択の罰を選ぶことになります。ダビデが選んだのは、3日間疫病に討たれることでした。たった3日間で7万人の人が亡くなったと言いますから、とんでもない疫病です。
この時に、疫病をもたらした御使いが、天と地の間に立って、剣を抜いてエルサレムに向けているのが見えました。その御使いが立っていたのが、エブス人オルナンの麦打ち場といいます。
この御使い曰く、このオルナンの麦打ち場に主のための祭壇を築かなければならないと命じています。
ダビデは、この土地を代金を支払って買い上げて祭壇を築きました。
この場所が、のちにソロモンが神殿を建てる場所になります。
歴代誌下3章1節によると、そこはエルサレムのモリヤの山です。
この場所の歴史を振り返ると、アブラハムがイサクを神様にささげようとした場所でもあります。
後に、神様が再臨されるのも、この神殿の場所ということで、きっとこの場所には何か神様の思わくがあるのかもしれません。
詩編99編
6主の祭司からはモーセとアロンが
御名を呼ぶ者からはサムエルが、主を呼ぶと
主は彼らに答えられた。
7神は雲の柱から語りかけ
彼らに掟と定めを賜り
彼らはそれを守った。
8我らの神、主よ、あなたは彼らに答えられた。
あなたは彼らを赦す神
彼らの咎には報いる神であった。
→主なる神様は、私たちが呼ぶと応えられる方・・・です。
私の想像力では、イメージできませんが全世界・全宇宙を作られ、そこを秩序をもって動かしておられる方が、私のような者の声に応えてくださる・・・という話なのです。
この国の一番偉い総理大臣でも、私がお願いしたところで返事もしてくれません。しかし、主なる神様は全知全能の方であり、宇宙に遍在される方なので、私たちの声に応えてくださるというのです。
もう、神様というのは、野球の神とかやさしいだけの人とかそういったレベルの方というのではなく、私たちの創造を超えた方です。
それゆえ、私たちが神様に祈ることができるというのは、とんでもない恵みです。祈りとは、神様にお願いすることが多いですが、神様との会話といいます。私に与えられた預言で、「あなたの持つべき友を私にゆだねよ」という言葉があります。私は、恐れつつ友なるイエス様に相談しようと思います。