崖の上のヨナタン：聖書をめぐる旅　9/2

9/2（木）
　旧約聖書1章、新約聖書1章を毎日、かみしめながら旅しておりますが、今日はじっくり読み進めると、壮大な戦いの中で、神様を信じるイスラエルのヨナタンの活躍が描かれています。そのシーンからの学びをまとめてみました。

サムエル記上14章

６ ヨナタン は 道具 持ち の 若者 に 言っ た。「 さあ、 この 無 割礼 の 者 ども の 先陣 の ところ へ 渡っ て 行こ う。 おそらく、 主 が われわれ に 味方 し て くださる だろ う。 多く の 人 によって も、 少し の 人 によって も、 主 が お 救い に なる のを 妨げる もの は 何 も ない。」

しかし、 もし 彼ら が『 おれ たち の ところ に 上っ て 来い』 と 言っ たら、 上っ て 行こ う。 主 が 彼ら を、 われわれ の 手 に 渡さ れ た の だ から。 これ が、 われわれ への しるし だ。」

14 ヨナタン と 道具 持ち が 最初 に 討ち取っ た のは 約 二十 人 で、 一 039 ツェメド の おおよそ 半分 の 広 さの 場所 で 行わ れ た。

→この戦いを数字で見ると、ペリシテ軍　戦車3万騎兵9千海辺の砂のような兵の数に対して、イスラエル軍は600人、武器は鋤や鍬。ここに切り立った崖があり、その崖をイスラエル軍のヨナタンが道具もちと一緒に上っていきます。崖をのぼり切ったところで、ヨナタンら2人が打ち倒したのは20人ほどですが、このことがペリシテ軍にとんでもない禍を起こします。突然の攻撃に、混乱したペリシテ軍は同士討ちを始めます。それにわずかのイスラエル軍が襲い掛かり、ペリシテ軍は混乱の中、敗走し始めます。ヨナタンが頼りにしたのは、自分たちの武器ではなく、神様の導き、神様の武器です。このことから学べるのは、敵に対するとき、自分たちの装備のひ弱さではなく、神様に聞いて前進するなら、勝利が与えられるということだと思います。

「 この 大勝利 を イスラエル に もたらし た ヨナタン が 死な なけれ ば なら ない の です か。 絶対 に そんな こと は あり 得 ませ ん。 主 は 生き て おら れ ます。 あの 方 の 髪の毛 一本 でも 地 に 落ち てはなり ませ ん。 今日、 あの 方 は 神 とともに これ を なさっ た の です。」 こうして 民 が ヨナタン を 救っ た ので、 彼 は 死な なかっ た。

→イスラエル軍の王サウルは、この戦いのときに立てた誓いを知らずに破ったヨナタンを処罰しようとします。王のへんてこな誓いによって、この大勝利をもたらしたヨナタンが殺されようとしますが、一人の僕の言葉によって、王が考えを変えて、一命をとりとめました。

ヨハネによる黙示録12章

５ 女 は 男の子 を 産ん だ。 この 子 は、 鉄 の 杖 を もっ て すべて の 国々 の 民 を 牧 する こと に なっ て い た。 その 子 は 神 のみ もと に、 その 御座 に 引き上げ られ た。

９ こうして、 その 大きな 竜、 すなわち、 古い 蛇、 悪魔 とか サタン とか 呼ば れる 者、 全世界 を 惑わす 者 が 地 に 投げ 落とさ れ た。

11 　 兄弟 たち は、 子羊 の 血 と、 自分 たち の 証し の ことば の ゆえ に 竜 に 打ち勝っ た。 彼ら は 死 に 至る までも 自分 の いのち を 惜しま なかっ た。

→黙示録の描写は時々、これから地上でおこること、霊の世界で起こっていることが、織り交ざって表現されていて、複雑です。確かなことは、女の子孫にイエス様が生まれること、それを悪魔が阻止しようとしていたこと、天での戦いに負けた悪魔が地上に落とされたこと、イエス様がこの悪魔に勝利したことが記されています。イエス様の血潮と、イエス様の御言葉によって。現在、この地上は敵軍の影響下にありますが、イエスキリストが十字架で勝利を取られた故に、主の勝利下にもあります。私たちは、主の勝利を宣べ伝える役割が与えられていると思わされました。