ヨナタンの合図:聖書をめぐる旅 9/8
8/9(水)
サムエル記上は、ダビデとヨナタンの友情が描かれています。ヨナタンがダビデに送ったサインとは何だったのか?
黙示録、獣に乗った女の末路とはどうだったのか?
サムエル記上20章
36 そして 子ども に 言っ た。「 走っ て 行っ て、 私 が 射る 矢 を 見つけ て おい で。」 子ども が 走っ て 行く と、 ヨナタン は、 その 子 の 向こう に 矢 を 放っ た。 37 子ども が ヨナタン の 放っ た 矢 の ところ まで 行く と、 ヨナタン は 子ども の うし ろ から 叫ん だ。「 矢 は、 おまえ より、 もっと 向こう では ない か。」 38 ヨナタン は 子ども の うし ろ から、 また 叫ん だ。「 早く。 急げ。 立ち止まっ ては いけ ない。」 その 子ども は 矢 を 拾っ て、 主人 ヨナタン の ところ に 来 た。
子ども が 行く と、 ダビデ は 南側 から 出 て 来 て 地 に ひれ伏し、 三度 礼 を し た。 二人 は 口づけ し、 抱き合っ て 泣い た。 ダビデ は いっそう 激しく 泣い た。
→ここにダビデとサウル王の息子ヨナタンの友情と悲劇を見ます。
神に選ばれたダビデと、それを憎むサウル王。そして、サウル王の息子ヨナタンはダビデと強い結びつきがあります。サウル王がダビデに対してどう思っているのか、それがわかった時に合図を決めていました。決められた場所でヨナタンが矢を放ったときに、子どもにかける声で知らせるという合図です。そして、ここでは「矢はもっと向こうではないか」という声、即ち「サウル王はダビデを殺そうとしている、逃げろ逃げろ!」という内容でした。ヨナタンにとってはこの情報をダビデに流すことは、自分の命をも危険にさらすものでした。しかし、彼らの友情は恐怖にも打ち勝ちます。
ヨハネの黙示録18章
彼 は 力強い 声 で 叫ん だ。「 倒れ た。 大 バビロン は 倒れ た。 それ は、 悪霊 の 住み か、 あらゆる 汚れ た 霊 の 巣窟、 あらゆる 汚れ た 鳥 の 巣窟、 029 あらゆる 汚れ た 憎む べき 獣 の 巣窟 と なっ た。
それから 私 は、 天 から もう 一つ の 声 が こう 言う のを 聞い た。「 わたし の 民 は、 この 女 の 罪 に 関わら ない よう に、 その 災害 に 巻き込ま れ ない よう に、
→前の章で描かれていた獣に乗った女とは、都市のことであり、ここでいう大バビロンのことだと思います。ただ、この大バビロンとは何を指すのでしょうか。この世の富と栄華の象徴である都市です。ただ、私には第二の天にある都市のような気がしています。これらが、地上の王を動かしている。そしてそこで売り買いされているもの、金銀に交じって人の命まで扱われていることが衝撃でした。しかし、終わりの時代に、神様がこの大バビロンを裁かれます。私たちは、この大バビロンから離れる必要があります。災害に巻き込まれないように。