門をくぐれた?!システムコーチング
システムコーチング応用の最終回(過去の体験記はリンク)。まさに青春をやり直した様な贅沢な時間でした。これが終われば、日常に戻っていくメンバとの残された時間を感じながら、最後の学園祭を楽しむような、本当にすごい体験でした。
突き刺さる言葉
今回の研修では、声なき声に耳を傾ける姿勢を重視したいと思います。と宣言した瞬間にもらったフィードバック。胸に深くぶっ刺さって、しばらく言葉が出なかったです
このフィードバックの後に、「なぜ、これだけの時間とお金を使って、この場にいるのだろうか」という自分の声に耳を傾けることになりました。
失敗が怖い?小さくまとまるのも仕方ないか。
今回は最終回。ここまで学んだワークを使うトレーニングをする場。いかに今までの知識をうまく使えるようになっていることを確認するか。結果起こったことは、スクリプトの棒読み、失敗への苦笑い。システムの有りたい姿とのギャップに違和感は感じつつも、こなしていく必要もあるし、、、の中で、もやっとした想いを持ち帰りました。
みんなは、どんな姿になりたいんだっけ
システムコーチの応用コースは全4回。多くのメンバは全4回をともに過ごす。僕らは40期。この研修が終われば全員で集まることは現実的にない。後数時間後にはみんな現実に戻って、各々の現場に帰っていく。
限られた時間、いまここ、を共有したいと思ったときに、ありたいのは小さくまとまったシステムじゃないと思って、声をだした。欲しいのはダイヤの原石。各々がダイヤの原石だと思うものを見つける場にしたかった。磨いたらどんな石が現れるのか、どんな独創的なカットを発明して光らせてくれるのか、は次に会うときでいいと思った。
次はどうなる?の答え → 最後の学園祭
前回の懇親会、40期は次にどうなっていくのか、っていう話をしていた。そのときは、もう変われないほど素敵なシステムだと思った。でも、今回、そこから更に変容してもっと素敵なシステムにアップデートされた。本当に人と人との関係が生み出すエネルギーってすごい。そしてそれを引き出したみんなもすごい。きっと次にあったら、もっとアップデートされると思う!
前回は「どうぞ、ご自由に!」って多様性とチャレンジを受け入れるシステム。そして今回は、また変容を遂げて、いまここを十分に味わう「青春」、からの、みんなが卒業してばらばらになるまでの残り時間を噛みしめて一期一会を味わう「最後の学園祭」に。テーマとなる言葉を見つけるたびに、爆発的なエネルギーが生まれてどんどん先に進んでいく。そんなうねりをど真ん中で感じることができた。
姿勢は伝わる
途中、コリードをやる機会がありました。初回の研修からのバディであるあこちゃんに声をかけてトライしました。彼女は生き様がコーチと思えるくらいセンサーの感度が高くて、反映する言葉がその場にフィットする。「そして『植木等』のメタスキルを持ち込んでみたら?」なんていうほどにユーモアもある。そんな彼女とコリードをする体験をしてみたかった。
事前に色々話したけど、最終的には、①軽やかに、②システムの声に耳を傾ける、③システムの力を信じるの3点だけを持ってセッションに向かった。
場が変わった瞬間に目が合ったり、呼吸のリズムが同調したり、言葉以外のコミュニケーションで進めることができたのが嬉しかった、前回ゆけとコリードをやったときにも思ったけど、セッション中のコリードの存在は言葉にできないくらいの何かを共有することができる。
セッションが終わってのフィードバック。クライアントのロールプレイをやったメンバ、オブザーブしてくれていたコースリードからも「コーチの姿勢が確実に場に伝わっていたのがわかったよ」という言葉をもらえた。①軽やかに、②システムの声に耳を傾ける、③システムの力を信じる、の3つ、言葉で伝えたわけではないのに、周囲に確実に伝わって、クライアントシステムの変容にいい影響を与えられたのは嬉しかった。
感謝の輪
最後は全員が輪になって一人づつ感謝を伝え合いました。もーこんなん泣くしかなくて、みんな笑いながら泣いてました。
言霊。あれって、自分の心と表現が一致した言葉だと思う。整ってなくてもエネルギーがある。僕らがこのコースで学んできたことは、そんな言葉を使ってコミュニケーションしようよってことなんだろうとも思った。そして、この感謝の輪の中で相手に伝えた言葉って、まさに言霊なんだろうなーって思ってる。
多分、みんな、ここから一歩出ればいい大人と言われる人たち。でも、この場で、いろんな役割を全部振り落として、何か大事なものを共有できたことには感動と感謝しかないです。欲を言えば、今回あつまれなかった40期メンバ全員でやりたかったけど、まだ関係は続きそうなので、続きはそのときに。
終えてみて
研修の最初にもらった「自分の声は聴けてる?」のこたえ、のひとつかもしれない。システムに向き合っているときの自分が好きだ。きっと似た想いを持っている人と時間を過ごせたから、その気持は増幅されているとも思う。うまく言葉にできないけど、話している瞬間に目に決意が宿ってエネルギーが生まれる瞬間が好きだ。全然硬かった場が、ふとしたきっかけで動き出し、協調し始めて、エネルギーが湧き上がる瞬間が好きだ。
場のエネルギーを認知すること、関係が変わることでエネルギーを生み出せること、相手が気づいていないけど、無限のエネルギーを持っていることを信じること。それによって、自分にも同じ様にエネルギーがあると信じたいのかもしれない。今はうまく言葉にはできないが、一つ言えるのは、人に向き合っているとき、人と人の関係に向き合っているときの自分は大好きだということ。