インプロビゼーション(即興演劇)の学びの記録 #1
はじめに
RSGT2022の発表を聞いたのことをきっかけにインプロビゼーション(即興演劇)を学びに行くことにしました!!
内容は、自身やチームのふりかえりにインプロを使うことで、無意識下におもっていることを引き出しやすくして、ふりかえりの質を上げよう、という試みでした。ナンノコッチャわからずに、言語化もできないのですが、可能性を感じて、登壇者のうつみさんとりょうさんとお話して、すぐに学びに行くことにしました。
どこまで言語化できるかわかりませんが、アクションと気づきを備忘録として記録していこうと思います。
コンテンツ
コースの説明
全8回、各2時間のコース。最終日はマエストロとよばれる演目を聴衆を入れて全員で演じる。
マエストロはインプロの個人戦であり、演者が楽しい時間を過ごすことが大前提、聴衆はそこの熱量を楽しむもの。お客にも楽しみを共有してもらうためにマエストロはバトル形式。
そこまでたくさんのワークを通じて、全員でインプロを体感していく。ワークをやって、ふりかえりをはさんで、気づきを共有して、というサイクル
インプロの楽しみ方・大事にしていること
型式通りにやってもつまらないので、余計なこともやる。演者二人の熱量が最高になっているのが最高のインプロ!!
そして、スポンティニアスな状態が重要。人は普段の生活の必要性や無意識化で検閲をかけている。検閲をかけていない自由な心の状態をスポンティニアスな状態であり、そこがインプロが目指すところ。例えば、インプロを提案したキースは、普通なこと、下品なこと、卑猥なことの3点を検閲の観点に挙げているとのこと(下品・卑猥なことはケースバイケースだけと、普通なことを検閲にかけるというのは確かに!と思った。そして、自分の普通と相手の普通は同じとは限らない!!)
トライしたワーク
Go Game
GOという掛け声に合わせて、3種類に決めたの両手の形が他のメンバと重ならないように動かすワーク。面白いのは、様子を伺ってかぶらない様に様子を伺っても合わないけど、様子を見ないと合わせられない。声出したくもなりましたし、アイスブレイクとしては最高の入りでした!
3 Things
順番を決めて、お題に対して3つの回答を答えていく。山手線ゲームに自由度を付けたような感じ。ただし、回答には正解がないので、奇想天外な回答や思ったことが出てきても楽しめるし、その瞬間に、言葉以上のなにかが共有できるような気がしました。質問の仕方によっては自己紹介よりも相手の本質的な面にであえるかも、と思った。
プレゼントゲーム
ひとりが相手を指定してプレゼントを提案。相手は受けとるか否かを判断して理由も一緒に伝えていくゲーム。相手がどんな人なのか、を想像して受け入れてもらえるようなプレゼントを考えるのは結構頭を使う感じ。最初は安全圏な提案しかできなくて踏み込みが浅いが、続けていくうちに拒絶されても怖くなくない関係性ができてきて、踏み込んだ提案もするようになる様子が見えて来るのが素敵だった。個人的には、プレゼントを受け取るか、断るかを迷っている姿も見ることができるので、どこが合わなかったのかも観察することができるのが面白かったです。
気づき
まだ初回の感想ですが、ワークを通じて参加者同士の壁がどんどん下がっていくのを文字通り感じられたのが面白かったです。参加者は本当に多様なバックグラウンドを持っているんですが、多様で当然という空気が形成されるまでが本当に早かった!
どのワークも協力することが前提になっているし、一つ一つが短いので。チームでワークする際、気持ちをチームに向けるための準備運動的な感じで短いワークを取り入れると効果的だなぁと思いました(チームがバラバラだなぁと感じたような日にデイリーでやってみる、等)。
体を動かすワークばかりだったので、ズバッとダイレクトに入ってくる感じがある。
ワークを通じて、自己紹介よりも自己紹介された感じになった。
頑張らずに漏れ出た自然体が一番面白いということも発見。相手が普通と思っていたことを言ってしまって、それが他のみんなの普通じゃなかったときが楽しい(一般に失敗と言われる状態のときのほうが盛り上がったのが素敵だった)