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システムコーチング ファンダメンタルコース
6月3、4に受講したシステムコーチングのファンダメンタルコースについて、備忘録として書き溜めた言葉と感想を残しておきます。整理されていなくてすみません。
体験としては、すごい。本当に新しい世界が開けたというか、見えていなかったものを見せてもらうことができた、という研修でした。応用と上級も行きたいなぁ!
書き留めた言葉
システムや関係性は誰とでも作れないこともある
自分との関係性
システムを感じること、言葉にすること
システムに関わるということ
ツールを使う、ツールのステップごとに問う、システムを明らかにする
研修期間中、自分たちは学びのシステムとして、どう在りたいか
誰もが正しい、ただし、全体からすると、一部だけが正しい
群盲像を評す
メタスキル
コーチやリーダーの在り方、態度、立ち位置、スタンス、哲学
そのときにシステムに最も必要な雰囲気を意図的に創ること
ディープデモクラシー
小さな声を拾う
多数決で排他されてしまう声を拾う
合理的な意思決定とは逆のアプローチになることもある
3つのタイプの知性
EQ:情緒的知性、自分が何を感じているかを表すこと
SI:社会的知性、相手立場に共感すること
RSI:関係性システム知性
システムには感情がある
場の感情を感じる
空気を察して、表現するところまでがRSI
場と自分の感情・感覚
発言することで場が動く。その場合には自分もシステムも繰り返すことで境界が消えていく
自分のEQも場に対してはインパクトのひとつ。場の感情の表現には正解・不正解は無いので、トレーニングする、表現して確かめてみるのが大切
発言は個の責任ではなく、このシステムにはこのような声がある、と理解する
このシステムは自分たちが気づくと、修正していく、自己修復機能
システムは共通の目的やアイデンティティを持った相互に依存している存在
システムは基本的には人で構成されるが、今いる場所や起こっている事柄、継承されている文化も含まれる
チームに閉じない。周囲からの影響も在り得る。境界はもっと曖昧で動的に変わる。システムとして切り取るのはシーンによって異なる。
システムを掴む
なぜシステムという概念が必要だったのか。システムは発見されたものなのか、発明されたものなのか
人が複数人あつまると、そこにある、という感覚。そして、それを見つけに行く。という感覚。発明されたものかもしれないが、発見されたものとして尊重して扱っている。コーチの感度によっては歪んで扱ってしまったり、延命させてしまったりするので、そうならないように、日々、自分の中で確かめたり、周囲の声から確認したり、検証行為を怠らない
システムコーチを断るケースもある
短期で結果を求められるケース
システムコーチとパーソナルコーチは同じ場所に共存しない
システムコーチで関与する場合には、パーソナルコーチとしての契約は切る。特定の人だけと裏でみつにコミュニケーションをとってしまうと、システムが歪む
激しい関係に対してアプローチする際にはなにかやれることはあるか
感情を抜くようなアプローチを先に行う
システムの入り口
チームと意図的な協働関係を結ぶ(DTA)
コーチ・リーダーとシステムの意図的な協働関係を結ぶ(DCA・DLA)
発見とアセスメント(診断)
ORSCのツールになると、ステップが決まる
DTA
雰囲気や文化を創る
責任を分担する
不安にフォーカス、まずは共感
コンフリクトのポイントをヒアリング
大事にしているポイントを深堀り(カルチャー)
大事だと言うことを共有した上で、ベースとなるDTAを決めよう、という動き
ここから、雰囲気、互いの状況確認
どうなるか、オープンという言葉で場が変わる。いいにくいことも尊重しながら言えるようになる、自然体・開放感。
場の変化について、ことばで表現する
待つ、委ねる
企業の人から、一人の人間になってもらう。そして、自分と相手という風に問題を捉え直してもらう
立場を外して、ロジカルさを外す。関係といいながら、自分自身を向き合っている、そして相手を見る
関係性についての文脈設定
ここにフォーカスさせるための問が多い
スキル
ノーマライズ:こういうことってよくあるんですよね。というように相手を安心させる
関係性の認知:〜ができるようになってきましたね
フェーディング:自分は一旦いなくなりますので、お二人で**分話し合ってみてください
DTAというORSC内で実績があるフレームを入れることで、安心して議論に集中してもらえるようにする
個人のコーチングとシステムコーチを一緒に引き受けることはない。
2度の変化を押しに行く
2度の変化でも継続すると大きくなる。サンフランシスコを出向する際には2度だけど、ゆくゆくは南海岸に行きつくほどの際になる。
コーチングの最中に真摯に過ごせたか、が唯一の心の拠り所
それほど自分を疑いながら、真摯にシステムに向き合っている
システムを見るため、観察するためのOpposerが自分の中にいることが重要、律する
修復努力。少しの引っ掛かりを紡いでゆく
感情があふれるときにはやめる。5メートルの物理的な距離をとって安心する
アライメント、整える
アグリーメントではなくアライメント、合意形成ではなく文脈を揃えることで、システムの自律性に任せる
感情が高ぶっているときには、一人ひとり聞いてみる。一人が話している間は、もうひとりは話を聞いているだけ
相手を攻めることなく、この問題を解決できたと思いますか?
この質問はかなりエモいなぁ
感情を出し切った後に、この質問はやばい。
実際に問題を表現するようなものを当事者に持ってもらう
例えばノート、表現としてねじれや重いといった感覚を持ってもらう。
話し合う前に、作りたいと思っている場を確認する
DTAを見せている
前提が揃うと、一気に場が開く、進む。生成性が凄いことになる
ベンチレーションが一番重要
前提・文脈を合わせる行為
3時間中2時間がベンチレーションだったり
結局はシステムを大切に扱いましょう、ということに尽きる
4つの毒素
声色、も重要
ベンチレーションで感情を1度下げる。抱え込んでいるような、見えたことをフィードバックすることで、相手にとっての取っ掛かりを創る
ノーマライゼーションや遊び心のメタスキル。
重い話ほど軽い気持ちで
この辺の振る舞いができるのは、人が介在するがため
共通の敵を作り出すのはコツのひとつ。そうすれば否定も話せるようになる
第三の存在を意識してコーチングする
パーソナルコーチは、人に対するコーチング
システムコーチは、第三の存在に対するコーチング
システムの構造によって人の振る舞いが変わるのは、システムが役回りをもたせているため
場を整えるために、場から材料を取る
感度が高いことが大切
作りたい場、在りたい場
インフォーマルコンサレーション
対象に対して、各々が好きな姿勢、好きな距離、好きな角度で向き合う
情報量が凄い
ディープデモクラシーが聞こえる
声なき声を足で表現する
自分が一番驚く
周りに一緒に向き合ってくれる人の存在を感じられる
対象に近いところから、発言できる人から、今の気持ちを発言していく。遠くの人は熱が低い可能性がある。近くの熱い人から意見と感想、気持ちを聞いていく
場の状態を伝える、場の感情を深堀りする、一人の思いをだけを深堀りすることはない。コーチの立ち位置は一番遠くの場所から、ペアコーチで対角で見る
感想・気づき
アジャイルコミュニティ以外で、こんなにオープンで練度が高い人間関係が合ったなんて驚き
ディープデモクラシーはいろんな声の拾い方が有りそう
パーソナルコーチングとの違いは、人に対して向き合うか、人の総体としてのシステムに対して向き合うか、かもしれない
夫婦だとワークをそのまま適用するのは難しいかもしれない。近すぎて感情が強すぎる
物理的に立っている場所が変わると、感覚も変わる。
質問:何が変わりました?、何が起こっていますか?今どんな気持ちですか?
繰り返すことで、自分で気づくようになる
気づくと変化が加速する
パーソナルコーチングとアプローチは似ている。ただし、関係性にアプローチして、そこにフィードバックしている点が異なる
双方の正しい、間に挟まる関係性、場の感覚を広いながら文脈を整理することで、互いの正義を両立させるような状態を創ることを考えようとしてくる
本音を拾う
自分の気持ち
場
実は昔の寄り合いは知恵を出しつつ、互いを尊重するというシステムが成立していたのかもしれないと思った
練度が高いコーチは本当に凄い。質問とかも同じ、タイミングも理解できる、方向性も読めるけど、小さな差分が蓄積されて、最終的に落ち着く箇所が全く異なる。
当然なんだけど、システムコーチングのワークのみで進むはずもなく、行間を埋めたり、場の感情を拾うための感度の高さであったり、表現の巧みさであったり、人が介在することで促進できることは多くて、最終的にはいなくなる必要があるコーチが、途中ものすごく必要になるという、面白いような、悲しいような矛盾がある